中国華能集団、カンボジアで太陽光発電投資計画を発表

中国華能集団、カンボジアで太陽光発電投資計画を発表
2019年04月30日 00時00分 公開
中国華能集団、カンボジアで太陽光発電投資計画を発表

<南東のスヴァイリエン州にある太陽光発電所の様子( KT / May Tittharaより)>

 

中国華能集団は、カンボジアの再生可能エネルギー産業の発展を支援するため、カンボジアで200MWの電力を生産する太陽光発電プロジェクトに投資することを明らかにした。

 

28日、北京で開催された一帯一路構想(BRI)フォーラムに参加しているフンセン首相と中国華能集団の代表が会談し、同社はカンボジアの太陽光発電部門に関する調査を終え、同国は太陽光発電に大きな可能性を秘めていると語った。

 

「調査の結果、カンボジアは十分な日照時間があり太陽光発電に投資する価値があることが明らかになった」とフンセン首相はFacebookに投稿している。

 

「華能集団は、カンボジアで200MWの電力を発電するプロジェクトに投資する予定だ」と同首相は続けた。

 

同首相は同プロジェクトを支持し、太陽光発電は水力発電よりも安定した電力発電が可能であると述べた。

 

「水不足のため、水力発電ダムは乾季の際にフル稼働できない」と同首相は述べた。

 

中国華能集団は、ストゥントレン州で400MWを発電しているLower Se Sam 2ダムを建設する際にも投資した1社でもある。同プロジェクトは、現地企業のRoyal Groupとの合弁事業により実施される。

 

29日、鉱工・エネルギー省の局長であるVictor Jona氏はクメールタイムズ紙に、カンボジアは現在エネルギー不足に直面しているためエネルギープロジェクトへの新たな投資を必要としていると語った。

 

「エネルギー部門の持続可能な開発に貢献するため、良いきっかけだ」とJona氏は中国華能集団の計画について述べた。

 

「現在のエネルギー不足は、高温と水不足によるものだ。太陽光や風力発電への投資が状況改善に役立つことを望む」

 

3月にカンボジア全土で電力不足が起きて以来、カンボジア政府はプーサット州の水力発電ダム、コンポンチュナン州とプーサット州の太陽光発電といったいくつかのエネルギー投資を承認し、近隣諸国からのエネルギー輸入を増加させている。

 

Jona氏によると、カンボジアはシアヌークビル州とモンドルキリ州でも風力発電の潜在的な可能性があることが最新の調査で明らかになったという。

 

昨年、カンボジアは前年同期比15%増加し、2650MWの電力を消費した。また2018年にはタイ、ベトナム、ラオスから442MWの電力を輸入した。

 

出典:KHMER TIMES

 

関連記事

[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories