車両4台絡む追突事故、縫製工場労働者60人負傷

車両4台絡む追突事故、縫製工場労働者60人負傷
2019年06月04日 00時00分 公開
車両4台絡む追突事故、縫製工場労働者60人負傷

3日、スバイリエン州Svay Teab地区の国道1号線沿いで車両4台が絡む事故が発生し、縫製工場の労働者約60人が負傷した。

 

You Li縫製工場の労働組合代表Pum Sokunthy氏によると、今回の事故は労働者たちがトラック2台に乗り込み仕事へ向かっている時間帯の午前7時頃に発生したという。

 

同氏によると、事故はトラックの前を走行中のSUV車が、脇道から突然高速道路に入ってきたコンテナトラックに追突しそうになり、ブレーキをかけた時に発生した。

 

 「今回の交通事故はコンテナトラックによって発生し、SUV車と労働者を運んでいたトラック2台を巻き込んだ。労働者たちは州および地区の紹介病院に送られた。」とSokunthy氏は述べた。

 

重傷を負った労働者はいないが、負傷した労働者のうちの3〜4人は妊娠しており、医師が子宮内の胎児に影響がないか調べていたと同氏は話した。


交通秩序を担当する地区副警察署長のLoeuk Neang中佐は、事故はコンテナトラックが国道1号線に急に入り、SUV車の運転手が急ブレーキを踏んだときに発生したと明らかにした。


また、労働者が乗っていた1台目のトラックは停止することができずにそのままSUV車に追突し、2台目のトラックも同様に追突したという。

 


「トラックに乗車していた労働者たちは軽傷を負い、SUV車も軽い損傷を受けた。SUV車とトラックの運転手は、車両への損傷をめぐる和解に同意している。」とNeang中佐は述べた。


労働・職業訓練省の国家社会保険基金(NSSF)が3月に発表した年次報告書によると、昨年、縫製工場の労働者が関わる交通事故は1692件発生した。事故により労働者40人が死亡したという。


また、昨年の事故のうち40%はスピード違反、24%は追越によるもの、17%は交通規制の違反、18%は車両のメンテナンス不足が原因であったと発表された。


2017年には、1691件の交通事故が発生し、33人が死亡、2193人が負傷した。


労働・職業訓練省のIth Samheng大臣は、報告書の発表時に、同省は縫製工場の労働者が関連する交通事故に今後も対処し続けると話した。


「労働者のために、優先課題である交通法の強化と安全な交通環境の促進に取り組む予定だ。」と大臣は述べた。

 

出典:KHMER TIMES

 

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