カンボジア政府、国内の農業生産向上のため2千万ドル投資

カンボジア政府、国内の農業生産向上のため2千万ドル投資
2017年06月01日 00時00分 公開
カンボジア政府、国内の農業生産向上のため2千万ドル投資


農業関係者は昨日、以前発表した3年間で地元の野菜と米の生産を増やすための2000万ドルを費やすプロジェクトで、来月から国内供給を増やし輸入を減らすと述べた。

このプロジェクトの目標は、野菜の生産を1日あたり160トン増やし、1年に50万トンの米生産量を増やすことだと、農業省の園芸・補助作物局のキーン・ソフェア副局長は述べた。

現在までに、2,060人の農民と260の米協同組合がこのプロジェクトに採用され、来月から導入を開始する。

「これまでは、作物の栽培技術を向上させるために農民を教育した。7月に野菜を栽培し、1ヶ月後には市場に供給することができるだろう」と述べた。

野菜生産はレタス、チリ、ボクチョイ、トマト、キュウリ、グリーンメロンなどを含む13の作物に焦点を当てるとソフェア氏は述べた。

このプロジェクトの作物は、輸出の対象ともなっている。
 
「我々は、近隣諸国からの輸入を減らし、市場に出回る食品の安全性と公正価格を保つために、少なくとも1日あたり160トンの野菜を供給することを目標にしている」と述べた。

「3年間のプロジェクトでは、農業省が作成した適正農業規範の基準通りに野菜栽培を向上させる」と語った。

ソフェア氏は、1日に500〜600トン程度の野菜がカンボジアに輸入されていると推定している。
 

最高国家経済評議会の上級顧問であるメイ・カリヤン氏は、カンボジアは野菜の輸入に多大な費用を費やしているため、農民の労働機会と収入は削減されていると語った。

プロジェクトは、農作物の多様化を促進し、農業技術を向上するように設計されている、と付け加えた。

「この計画は、輸入された野菜を地元で栽培された野菜に置き換え、毎年輸入に費やされる数百万ドルを削減するのに役立つ」と彼は述べた。

「私たちは消費者へ提供する作物の品質と基準を維持する一方で、国内生産を通じて一歩一歩輸入の在り方を変える必要がある」


http://www.phnompenhpost.com
 
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories