オーストラリア人映画監督、恩赦で釈放

22日夜、オーストラリア人映画監督ジェームズ・リケットソン（James Ricketson）氏が21日にカンボジア国王から受けた恩赦で釈放され、母国へ向かった。同氏の弁護士が明かした。

リケットソン氏の弁護士であるKong Sam Onn氏は「22日夜9時頃、リケットソン氏はプノンペン国際空港から飛行機で母国へ向かった。私は彼を釈放することができて大変嬉しい」と語った。

弁護士のSam Onn氏は9月1日、ノロドム・シハモニ国王の恩赦を求めるためにフン・セン首相に対し書簡を送った。

8月31日、オーストラリア人映画監督ジェームズ・リケットソン氏はスパイ罪と国防に悪影響を及ぼす情報を収集した罪で禁錮6年の判決を受け、収監されていた。

同映画監督は2017年に当時の最大野党CNRP（カンボジア救国党）の集会の上空で許可無しにドローンを飛ばした疑いで逮捕された。映画撮影のためにドローンを飛ばしていたという。

禁固刑の判決が下された先月、リケットソン氏は「私がいったいどの国のためにスパイをしたというのだ」と訴えていた。

出典：KhmerTimes

関連記事

• フン・セン首相、オーストラリアの農業面でのサポートに感謝の意を表する
• フン・セン首相、首脳会談に向けオーストラリアへ出発
• 最高裁、最大野党カンボジア救国党の解党判決を下す
• 最大野党党首ケム・ソカ氏、昨日の朝に釈放
• 内務省、CNRPの解党を裁判所に要求