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<タクシー運転手を殺害した2人の日本人男性(写真提供:Siem Reap Police)>
シェムリアップ州裁判所は日本人2人が同州で乗り込んだタクシーを奪おうとして、40歳の運転手を殺害した事件の裁判を9月9日に執り行うという。
9月2日、同裁判所の広報担当であるYin Srang氏は、殺人事件は3月17日に同州Pouk区で発生したと述べた。
「シェムリアップ州裁判所は、タクシー運転手を殺した2人の日本人の裁判を実施する」と同氏は続けた。
3月、裁判所はタクシーを奪おうとして、運転手のHoem Chanさん(41)殺害した事件について計画的殺人の罪で石田礼門被告(24)と中茎竜二被告(24)を起訴したという。
被告らは車を奪った直後に事故を起こし、警察に逮捕された。
2人の弁護を務めるTheng Chamroeun氏は9月2日、裁判の知らせを受領したという。
「別件の用事も無いため、当日は弁護を務める」と同氏は語った。
2日、被害者の妻のSok Chanroeunさん(38)は、9日の裁判について知らせを受けたと語る。
「シェムリアップ州裁判所で行われる9日の裁判には、私の弁護士と共に参加する予定だ」とChanroeunさんは語る。
Chanroeunさんは、2人の日本人男性から補償を求める姿勢を変えるつもりは無いと語った。
「家族を養うために夫がいないので、被告に対して10万ドル(約1060万円)の補償を要求する。裁判所には法の下で裁きを下して欲しい」と彼女は付け加えた。
3月、事件の捜査を率いた地方警察のPhoeung Chendareth副署長は、被告2人は3月12日にタイに到着し、4日間滞在した後、3月16日に国境を越えてシェムリアップ市に向ったと述べた。
3月17日、被告人2人は強盗目的でSUV車を探し、 Chanさんを30ドル(約3200円)で雇い、アンコールワットや他の観光地を案内するよう求めたという。
同氏によると同日午後5時頃、被告人は被害者のChanさんにPouk区の市場に連れて行くよう頼み、人気のない場所で停車するよう告げたという。
その後、被告らはChanさんに後ろから襲いかかり、中茎被告がChanさんの喉を切り裂いて殺害したと同氏は述べた。
被告らは道路に遺体を投げ捨て、奪った車で逃走を試みたと同氏は続けた。
警察は殺人現場を目撃したバイク運転手から通報を受けたという。
Chendareth副署長は、石田被告が奪った車をシェムリアップに向けて走らせたが、約300メートルで車両の制御を失い、村人のトラックに衝突したと述べた。
殺人現場の調査に向かっていたバイク警察官が奪った車から走って逃げる2人を見つけて逮捕したと同氏は付け加えた。
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