RCEP加盟国との貿易額、5ヶ月で14.2％増加

＜写真：Khmer Times＞

商務省が5日に発表した報告書によると、カンボジアの地域包括的経済連携（RCEP）諸国との貿易額が、2024年1月〜5月で141億7000万ドルに増加し、前年同期の124億ドルから14.2％増加した。

同期間中の貿易総額216億ドルのうち、RCEP加盟国との貿易が65.6％を占めている。

カンボジアは同期間の間にRCEP加盟国に39億7000万ドル相当の製品を輸出し、前年同期の35億3000万ドルから12.4％増加したという。

一方、RCEP参加国からの輸入額は102億ドルで、88億7000万ドルから14.9％増加した。

同報告書によると、中国、ベトナム、タイ、日本、シンガポールが、地域メガ貿易協定におけるカンボジアの貿易相手国トップ5である。

商務省のPenn Sovicheat国務長官兼報道官は、RCEPはカンボジアの貿易成長の触媒であり、同国への海外直接投資を増やす磁石であると述べている。

保護主義が台頭し、世界的な需要が弱まっているが、RCEPは地域貿易協力に弾みをつけ、すべての加盟国に多大な利益をもたらしているという。

プノンペン王立大学の国際研究・公共政策研究所の講師であるThong Mengdavid氏によると、RCEPはカンボジアの貿易と経済成長を大きく後押ししている。

RCEPは地域経済を統合し、地域の貿易能力を強化し、相互の経済成長を促進する多国間主義メカニズムを支援する上で重要な役割を果たしている。

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