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<写真:cand.com.vn>
ベトナム西部タイニン省の国境警備隊は2月7日、カンボジアから送還されたベトナム人177人の受け入れと身元確認を完了したと発表した。
これらの多くは不法就労や不法滞在に関与していた。
送還は2月6日午前8時にモクバイ国際検問所で実施され、国境警備隊がタイニン省警察および麻薬・犯罪対策部門と連携して対応した。
送還者の内訳は男性158人、女性19人であった。
身元確認の過程で、当局は指名手配中の2人を特定した。1人はヴィン・バオ・チョン・H(26)で、13歳以上16歳未満の未成年者との性行為に関与した疑いがある。
もう1人はグエン・タン・D(25)で、窃盗容疑によりホーチミン市3区警察が捜索していた。当局は2人をそれぞれの管轄警察に引き渡し、法的手続きを進めている。
また、ベトナム公安省の住民管理データベースによる確認の結果、6人のデータが登録されておらず、1人が虚偽の個人情報を申告していたことが判明した。
さらに、1人が指名手配者と同姓同名であったため、送還リストから除外された。
送還者のうち合法的に出国していたのは48人にとどまり、129人は不法に出国していた。
不法出国者の多くはオンライン詐欺グループに関与していたという。
タイニン省国境警備隊によると、177人のうち176人がカンボジア・スバイリエン州バベット国境付近を拠点とする詐欺組織で働いていた。
これらの詐欺行為には違法なオンライン賭博アプリ、架空の金融投資アプリ、恋愛詐欺アプリなどが含まれ、SNSを通じて金銭や個人情報を騙し取る手口が確認されている。
一方、送還者の中で唯一詐欺に関与していない1人は配送業務に従事していた。
現在、タイニン省警察の刑事警察部門は国境警備隊および地方警察と協力し、詐欺や人身売買への関与が疑われる30人に対する事情聴取を進めている。
当局は今後も違法行為の摘発と被害者の保護を強化する方針である。
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