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<写真:Khmer Times>
カンボジアの内務省は国境地帯における不法行為の根絶を目指し、法執行体制を強化する方針を改めて確認した。
治安と社会秩序を維持するため、国境管理における監視体制を厳格化するように、地方政府へ指示を出している。
内務省は13日、不法越境や無許可の検問所の設置、違法な通路の開設に伴う外国人流入、不法移民、国際犯罪、テロ、薬物密輸といった問題に対処するための指針を公表した。
タイと国境を接するバンテイメンチェイ州のリー・ソヴァンナリット副知事は、州政府がカンボジアとタイ間の不法越境を厳しく禁止していることを強調した。
同氏は「許可されていない通路を利用した越境はすべて違法である。合法的な国境検問所を通らない越境は認められない」と述べ、地元住民や労働者、旅行者に対し、出入国の際にはすべての合法的手続きを遵守するように求めた。
また、警察部隊を戦略的に配置し、国境付近のアクセス可能な地点をすべて監視する体制を整えていると述べた。
この取り組みは不法行為の発生を防ぐことを目的としており、地域の安全と秩序の維持をさらに強化する狙いがある。
一方、隣接するバッタンバン州のソク・ルー知事は、不法越境を防ぐための厳格な法執行措置を講じた結果、現在まで不法行為の報告はないと述べた。
同氏は「バッタンバンでは不法越境の事例が一度も発生しておらず、今後もこのような事例を完全に排除するために尽力している」と語った。
内務省は国境付近で依然として不法越境が行われている現状を踏まえ、国境を有する各州政府に対し、不法越境の完全な撲滅を目指す追加措置を講じるように求めた。
具体的には物資や人の違法な出入りを許さず、違反が確認された場合には直ちに対応するように指示している。
さらに、乗客や貨物の管理を強化し、国境を通じたあらゆる犯罪、特に国際的な薬物犯罪への対応を強化する必要性を強調した。
これらの犯罪は国家安全保障および公共の安全に対する重大な脅威であると警鐘を鳴らしている。
政府は今後も治安維持と犯罪撲滅に向けた取り組みを進め、国境地帯での秩序維持に努める考えである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。