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<写真:Khmer Times>
カンボジアの国境警備部隊に所属していた軍将校が、指揮官による汚職や権力濫用、さらに自らが軍を追放されたことを告発した。
第三中尉のラット・ティナ氏が、指揮官であるプラック・サラン中佐から軍を退職するように強制されたと主張しており、政府指導部、特に上院議長フン・セン氏や汚職撲滅機構(ACU)に介入を求めた。
ティナ氏は、カンボジアとタイの国境付近に位置するプレアビヒア州にある武器倉庫管理部隊(B部隊)の元部隊長であった。
ティナ氏は、サラン中佐が関与する土地収奪問題についても言及した。プレアビヒア州にある土地譲渡企業が地元住民を被害者とする数百件の土地収奪事件に関与していたが、州当局やフン・セン上院議長、フン・マネット首相の介入により、土地は返還されたという。
ティナ氏は、この土地返還に関わったことが原因でサラン中佐の怒りを買い、退職を強制されたと述べている。
また、サラン中佐からは常に嫌がらせを受けていたと主張し、最終的には軍を退職し、家族の元で生活していると語った。
さらにティナ氏は、自身の退職以外にも、部隊内には「ゴースト兵士」の問題が存在しており、実在しない兵士や新兵の給与が支払われているなど、広範な汚職が横行していると訴え、ACUに対してサラン中佐および第4軍管区の武器倉庫管理部隊の調査を要請した。
一方で、第4軍管区は2日に声明を発表し、ティナ氏の主張を否定した。
同声明によると、ティナ氏は命令を無視し、自由に行動していたとされ、カンボジア王立軍(RCAF)の規律を軽視していたとされる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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