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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアとタイ両国の軍は5月29日、両国の国境地帯における緊張の緩和を目的とした協議を実施し、4つの項目で合意に達した。
協議はオー・スマック国境ゲートに設置されたカンボジア=タイ国境問題連絡事務所で、約45分間にわたって行われた。
この協議にはカンボジア王国軍副総司令官で陸軍司令官のマオ・ソパン大将と、タイ王国陸軍司令官のパナ・クレウブラウドゥック大将が出席した。
カンボジア側の発表によれば、両軍は以下の4点について合意した。
第一に、共同境界委員会(JBC)、カンボジア=タイ国境全般委員会(GBC)、および2000年に締結された国境画定に関する覚書(MoU)といった既存の枠組みを通じ、国境問題の解決に向けた協議を継続すること。
第二に、現地の状況を維持した上で、今後2~3週間以内に予定されているJBCの会合を通じて問題解決を図ること。
第三に、両国が互いの主権および領土保全を尊重し、5月28日朝に発生したような敵対行為を今後回避すること。
第四に、カンボジア側は、問題の地点に駐留している自国部隊について、2000年のMoU締結以前から配置されていたと説明し、撤退も武装解除もしないと明言したことである。
今回の協議は5月28日にプレア・ビヒア州チョアムクサン郡モロコット村で発生した武力衝突を受けたものである。
この衝突ではタイ軍がカンボジア軍の既存拠点を攻撃し、カンボジア兵1人が死亡したとされている。
カンボジア国防省は今後も外交的かつ平和的手段によって問題の解決を追求する姿勢を堅持するとともに、自国の領土保全を断固として守る決意を表明した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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