外国人観光客誘拐容疑、記者4人を現行犯逮捕

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア南西部プレアサンウーク州で、中国人観光客が誘拐される事件が発生し、報道関係者を含む4人の容疑者が現行犯で逮捕された。

異例の事態に、同国当局による迅速な対応が注目されている。

事件は6月14日午後3時頃、同州プレイノブ地区ヴィールレーン村付近の路上で発生した。

車内に中国人男性（33）が拘束されているとの通報を受け、特別捜査部隊（部長代行：ヒアン・ダーラ准将）を中心に、軍警察および検察当局が現場に急行した。

関係機関の連携による追跡の結果、同日中にプレイノブ地区モノロム村付近の高速道路出口にて男性を保護し、容疑者4人を逮捕した。

被害者は中国・広州から観光目的で訪れていた。

身体的被害は確認されておらず、速やかに保護されたことにより無事が確認された。

4人の容疑者は外国人を誘拐した疑いで起訴され、現在、司法手続きが進行している。

本件は報道機関に所属する人物らが誘拐事件に関与したとされる異例の事件であり、当局の迅速な初動対応と捜査の連携体制に関心が集まっている。

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