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<写真:khmertimeskh.com>
新興・途上国で構成される「グローバル・サウス」の台頭により、カンボジアに貿易や投資、外交面での新たな機会と競争圧力が生じていると、国際問題の専門家が指摘した。
アジアン・ビジョン研究所のチョン・キムロン所長は、番組で、グローバル・サウスは低所得国や新興国の集合体であり、定義によっては世界の国の75~85%を占めると説明した。
人口規模や経済潜在力を背景に、主要国からの関心が高まっていると述べた。
また、中国やインドが特にインド太平洋地域で中心的役割を担い、経済・技術面で影響力を拡大していると指摘した。
カンボジアにとっては、同様の発展段階にある国々との協力は、先進国との関係に比べ対等性が高く、経済・政治・文化の各分野で連携しやすい利点があるとした。
東南アジア諸国連合(ASEAN)の多くの加盟国がグローバル・サウスに属することから、地域協力の機会も拡大している。
従来、米国や欧州向け輸出に依存してきたカンボジアは、中国やベトナムなど域内経済の需要拡大の恩恵を受けつつある。
一方で、成長は途上国間の競争激化ももたらすと警鐘を鳴らした。
南南協力の重要性を強調しつつも、日本のような先進国との関係も不可欠とし、1990年代の平和維持活動やインフラ支援など、日本の長年の関与に言及した。
世界的な危機や地政学的緊張が続く中、貿易や技術、イノベーション分野での連携強化により、グローバル・サウスは耐性を高められると分析した。
共通する経済構造を背景に、農業や適正技術分野での協力が実務的であるとした。
さらに、途上国が結束すれば国際ガバナンスにおける発言力も強まると指摘した。
カンボジアについては、1990年代初頭以降の持続的成長とASEANや世界貿易機関(WTO)への統合を背景に、新興経済としての地位を高めていると評価した。
今後は、改革の継続やガバナンス向上、人材育成が不可欠とし、国内の生産能力強化と市場拡大に注力すべきであると述べた。
農産加工産業の発展や中東など不安定地域への食料供給拠点としての役割にも言及した。
外交面では、より積極的で包括的なアプローチと制度能力の強化が必要と強調した。投資誘致には安定と統治の改善が鍵になるとした。
次世代については、知識や技能の習得を通じた能力開発の重要性を訴え、教育や医療、インフラへの継続的投資が経済の強靭性を高めると述べた。
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