プノンペンの大規模火災被害者、未だ十分な支援受けれず

今月1日にプノンペンで発生した大規模火災の原因は電線からの発火の可能性が高まった。この火災で住宅が全焼した住民は地元慈善団体から食料と現金25ドルを支給されたと話したが、失った数千ドル相当の財産に値する財政支援を望んでいるという。


写真：プノンペン市ダウンンペン区で発生した火災の消化活動にあたる消防隊

1日水曜日、ダウンペン区にある日本カンボジア友好橋の近くで発生したこの火災でスラム街の木造住宅45棟が全焼した。しかし、負傷者はでなかったとソク区長は話した。ソク区長は火の原因は電線爆発だと推測していると続けた。

フンセン首相の夫人が社長を務めるカンボジア赤十字社は木曜日、火災現場を視察し、寄付を支給したとバイクタクシードライバーのモエン氏が明らかにした。

「0.5キロのお米と蚊帳、ナンプラー、醤油、魚の缶詰を支給された。」とモエン氏は話した。同氏はバイク以外の所持品、3000ドル相当を焼失したという。

写真：木曜日午後、焼けた住宅から物を探す住民

モエン氏は「赤十字社から10万リエル（25ドル）も受け取った」と話した。

市役所の報道担当官であるメット氏は赤十字社が火災により住宅を失った住民に支援金を支給したことを認め、市政府も支援を行うと金曜日に話した。。

「数日後、ダウンペン区当局は被害者に対し支援を行うが、どんな支援かはわからない。」とメット氏は話した。

木曜日、パン職人であるティン・ソク・リー氏（52歳）は焼失した所持品は7000ドル相当だったと話した。この額には住宅は含まれていないという。

リー氏は火災発生時、自宅でパンを作っていたと話した。火の手はリー氏の自宅まで瞬く間に燃え移り、小児麻痺を患う12歳の息子とともに避難したという。

木曜日にはシェムリアップでも同様に電線からの発火が原因で火災が発生し、ランカー市場の露店137店が全焼した。

シェムリアップ市警察のティス・ノロン氏は市場の70％の露店が焼失したと木曜日に声明を発表した。

ノロン氏によると、この市場はでは以前も火災が発生したことがあるが、その時は日中であったため火をすぐに消し止めることができたという。今回は夜中に発生したと同氏は続けた。

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