<国会前に並ぶ元カンボジア救国党の党員ら(写真提供:KT/ Chor Sokunthea)>
2日(水)に出された勅令によると、Norodom Sihamoni国王は政治活動を禁止された元野党党員を復帰の道を開く政党法改正案に署名した。
改正案ではフン・セン首相とSar Kheng内務大臣による承認を得て、政界から追放された元野党党員に復帰の道を開くという。
カンボジア救国党は、Kem Sokha党首が米国と共謀し、カンボジア政府の転覆を図る「色の革命」を起こそうとして国家反逆罪で逮捕されたのち、2017年11月に最高裁判所によって解党が命じられた。
同党の118人の幹部らも5年間の政治活動を禁じられた。
改正案では「最高裁判所から政治活動を禁じられた者は最高裁判所の判決による活動禁止の効力が失効になった後、もしくは首相と内務大臣による申し立てによって国王が更生したと認めた場合に政治活動に関する全ての権利が承認される」とされている。
以前、フン・セン首相やKheng内務大臣は一部の元野党党員らが最高裁判所の判決を尊重する限り5年間の政治活動禁止の効力は失効しないことをほのめかしたという。
カンボジア救国党党首を務めたSam Rainsy氏に忠誠を誓っている人々は政界復帰を求めていないので、政治活動を禁止された人々全員が申し立てを行うとは限らないと見られている。
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