CNRP党員14人が恩赦で釈放、政治活動復帰へ

CNRP党員14人が恩赦で釈放、政治活動復帰へ
2018年08月29日 00時00分 公開
CNRP党員14人が恩赦で釈放、政治活動復帰へ

 

27日夜、元最大野党であるカンボジア救国党(CNRP=Cambodia National Rescue Party)元党員のMeach Sovannara氏が釈放された。同氏は政治活動を再開し、フン・セン首相の息子らに異議申し立てを行う予定だという。

 

27日、CNRPの元情報部門代表であったSovannara氏とその他13人の活動家が、フン・セン首相の要請のもと国王の恩赦を受け釈放された。

 

Sovannara氏は「私はフン・セン首相が知識人や学者である自身の息子らに政治活動を続けさせると信じている。息子らは法律の博士号、軍に関する博士号を保有し、そして私も政治科学の博士号を持っている」と語った。

 

また、同氏は「私はカンボジアのことをよく分かっているので、この国に住み続けるつもりだ。我々は政治に関する話し合いでのみ意見をぶつけ合い、あくまで共に働くのだ。私はカンボジアの政治家たちが理解のある者たちだと願っている」と続けた。

 

Sovannara氏はフン・セン首相について、14人の元CNRP党員を釈放し国内における和解と政治的影響をもたらしたとして賞賛した。

釈放された14人は、2014年7月15日にプノンペンDaun Penh地区Freedom公園で政党支持者と警備員間の乱闘事件を引き起こしたとして、有罪判決を受けていた。

 

Sovannara氏は懲役20年を、残りの10人は7年から20年の懲役刑を言い渡されていた。

 

 

同氏は「フン・セン首相は賢明な上院議員だ。首相は全てのドアを閉めることはない。一つのドアを閉めるとまた別のドアを開放し、国内における和解や交渉の余地をもたらしてくれる」と語った。

 

また、Sovannara氏はフン・セン首相に今回の事件とは別に反逆罪で捕らえられているCNRP元党首のケム・ソカー氏の恩赦を要請した。

 

同氏は「私はカンボジアの政治家は賢いと信じている。フン・セン首相がケム・ソカー氏の恩赦も考慮してくれることを願っている。我々のリーダーはあまりにも長く拘束されている」と語った。

 

先週、フン・セン首相は、恩赦を考慮しているのは国際社会からの圧力があるためではなく、刑務所に入っている者たちが首相の慈悲と許しを請いたためだと話していた。

 

出典:KhmerTimes

 

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