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フン・セン首相は、元最大野党であるCNRP(Cambodia National Rescue Party)元党員12人に対する恩赦を次の祝日に要請するつもりだと述べた。
23日、首相はカンダル州で衣服製造工場に勤める労働者1万7000人以上の前で演説を行い、12人の元CNRP党員の恩赦を求めるつもりだと語った。今回の恩赦要求の理由は、国際社会からの圧力ではなく、元党員たちが首相の赦しを求めているからだという。
首相は「決して今回の恩赦の要求を国際社会からの圧力によるものだと勘違いしてほしくない。私は囚人たちから赦しを求める手紙を受け取ったため恩赦の要求を計画しているのだ」と語った。
ただ、首相は、仮にCNRP党首のサム・ランシー氏が首相の決定が国際社会からの圧力によるものだと批判した際には恩赦の計画を取りやめると述べた。
首相は「部外者が今回の恩赦の計画を国際社会の圧力によるものだと指摘するのであれば、今回の計画を延長するつもりだ」と語った。
今回の恩赦は、次の祝日の際に行われる予定だという。プチュン・バンや水祭り、独立記念日、クメールニューイヤーが次の大型連休にあたる。
Vong Vathana法務大臣は今回の12人の囚人に関しての業務を担当している。
12人の囚人の中にはCNRPの弁護士のSam An氏やCNRPの情報担当であったMeach Sovannara氏も含まれるという。
Sam An氏は昨年10月、Facebookでカンボジア政府のベトナムとの領土問題を批判したため、6ヶ月の禁固刑が科されていた。
Sovannara氏とその他10人の活動家は、2014年7月15日にプノンペンDaun Penh地区のフリーダム公園で党員と警備員に暴力抗争を引き起こさせたとして有罪判決を受けていた。
同氏は懲役20年が言い渡され、その他10人は7年から20年間の懲役刑の判決を受けていた。
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