韓国系自動車会社コラオ カンボジアで投資拡大

韓国系自動車会社コラオ カンボジアで投資拡大
2016年12月08日 00時00分 公開
韓国系自動車会社コラオ カンボジアで投資拡大

韓国系自動車製造会社であるコラオ社の役員は昨日、自動車及びバイクの専売網を一つに集めるためにカンボジアの有力な工業団地に工場を複数構える予定だと発表した。

コラオ・カンボジア社代表のリー・ジェ・ホは、「韓国上場企業である我がコラオ社は、ベトナムの国境付近のバベットで、新たに経済特区を築き上げるために1億ドルの資本を投資する予定だ。」と述べた。


「2017年の9月から操業を開始する見込みだ。まずは、初期投資として1億ドルと見積もった。」とコメントした。今回の投資に関して承認を得るために、コラオ社は投資計画をまもなくカンボジア開発協議会(Council for the Development of Cambodia:通称CDC)に提出する予定だ。

コラオグループは、DAEHANブランドのもとでトラックやコラオモーターバイクを製造している韓国の大手自動車会社の一つである。ラオスでは20年以上にわたって操業し、ラオス国内には20支店と350を超えるディーラーの販売ネットワークを有している。

同社は2013年にカンボジアへ進出し、KRモーターなどを取り扱ってきた。昨年、首都プノンペンに支店を開拓し、少なくとも今日まで500台販売したと支店マネジャーは語った。

リー氏は、カンボジア国内で2年の操業を経て、さらなるカンボジア国内での投資を行うことに決めたという。政府指導の産業開発方針(Industrial Development Policy:IDP)、社会的な安定性、労働市場に魅了されたという。

「海外直接投資を喜んで受け入れてくれる政府の開発方針が気に入った。カンボジアへの投資の大きなモチベーションになった。」とコメントしている。1億ドルの投資が新たな経済特区の開発を促し、ノックダウン生産式(complete knock-down:CKD 他国や他企業で生産された製品の主要部品を輸入して、現地で組立・販売する生産方式)の組み立て工場を2棟建てるとしている。

 

自動車とバイクの組み立て工場建設を第一ステップとし、やがては完全な生産ラインの構築へと移行していくつもりだ。二つの組み立て工場では、1年に3万台のトラックと5万台のモーターバイクが製造される予定だとリー氏は語った。「カンボジアには、自動車工場がまだ存在しない。タイやベトナムに比べて、可能性が眠っていると考えている。」という。

昨年締結されたアセアン経済共同体(AEC:ASEAN Economic Community)の合意内容に基づき、アセアン域内の関税が最終的には完全に撤廃される見込みだ。

コラオ・カンボジア社GMのマオ・クンスァ氏によると、二つの組み立て工場ではCKD生産方式で、コラオブランドのモーターバイクとDEAHANブランドのトラック、さらに韓国SsangYongブランドのモーターバイクが製造されるという。SsangYongのモータ

韓国はカンボジアへの投資額トップ10に入った。競合のヒュンダイ社はカンボジア国内ですでに自動車の組み立て工場を操業している。

カンボジア内に韓国マネーが流れ込むと、国内の市場が拡大するばかりではなく、他の東南アジア諸国とのつながりも増えると期待されている。

韓国企業の投資拡大は、同じセクターの競合企業を刺激することになる。カンボジアの労働者は今後、先進国のスキルを研究しつつ収入の上昇も見込めるようになるかもしれない。

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