おすすめのプロモーション
<プノンペンを悩ませ続ける交通渋滞(写真提供: KT/Mai Vireak)>
国家警察はプノンペンの渋滞が発生しやすい地域に渋滞緩和を目的として交通整備部隊を配置するという。
11日(月)、職員らとの間で行われた会議で、国家警察副長及びプノンペン警察長のSar Thet中将はプノンペンの交通渋滞を緩和するために交通整備部隊を配置することを決定した。
「交通法に違反する者を取り締まるといった交通管理を行う人材が不足していたり、インフラの改修工事のために交通渋滞が発生する。また、車に乗る人口が増加したことも原因である」と同中将はコメントした。
同中将によると、プノンペン警察は交通量の多い地域における交通の流れを改善するため10人ずつで構成される3つの交通整備部隊を動員する予定だという。
同中将は全交通警察やその他交通整備義務のある警察に対して、一つの通りを監視するだけでなく、バイクで移動しながら交通渋滞が発生した時にいつでも交通整備ができるようにしておくよう要求した。
「交通整備部隊は渋滞が発生しやすい地域で交通整備を行うために毎日巡回しなければならない。逆走している者や携帯電話を使用しながら運転する者、誤った車線を通行している者に対して路肩へ停車するよう指示を出す予定だ」と同中将は語った。
また、同中将は警察官に対して隠れて交通違反者を見張る行為をやめるように呼びかけた。
「建物や木の陰に身を隠し、交通法に違反した者が通り過ぎた時に運転手を止める警察官もいる」と同中将は述べた。
会議の中で、同中将は警察官らに対して赤信号の時に右折をした運転手を罰しないよう伝えた。
13日、Sar Kheng内務大臣は内務省の年次会議において、交通事故は依然として大きな問題で、事故数を減少させるためにもっと多くの施策をとらなければならないと話した。
同内務大臣によると、交通安全の専門家らは効果的な施策が行わなければ、交通事故による死亡者数は2020年までに3200人に上るだろうと見積もっているという。
「もし、2020年の交通事故による死亡者数を1000人ほどに止めることができれば御の字だ。今年から2020年末まで交通事故を減少させるためにより団結し行動する必要がある」と同内務大臣はコメントした。
さらに、交通機関を使用する全ての者や関係機関は交通事故を減少させるために政府に協力するべきだと続けた。
最近、公共事業運輸省が発表した報告書によると、昨年、国内の交通事故件数は前年比7%減の3267件で、死亡者数は前年比1%減の1761人、負傷者数は前年比14%減の4770人だったという。
関連記事
- プノンペンで水上タクシー開始へ 渋滞緩和に期待
- 市当局、交通渋滞改善のため都市バスの利用を促進
- 政府、路上待機タクシーによる渋滞解消を指令
- 日本政府、バス140台を寄贈、渋滞緩和に期待
- プノンペンの公共バスにWi-Fi導入へ、渋滞緩和への措置か
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。