世界銀行の予測、24年にカンボジアの成長率は5.8%

＜写真：Khmer Times＞

世界銀行は最新の報告書で、カンボジアの経済成長率が2024年には5.8％、2025年には6.1％、2026年には6.4％に達すると予測した。

国内需要が低調であるが、サービスと商品の輸出の復活により、今後2年間で年間3％の成長が見込まれる。

6日、プノンペンのラッフルズホテルで開催された「カンボジア経済アップデート（CEU）」の第1四半期報告書の発表イベントには、世界銀行のカンボジア担当カントリーマネージャー、マリヤム・サリム氏が出席した。

サリム氏は開会式で「経済成長を維持するためには、財政余裕を回復し、金融セクターを保護することで、マクロ経済および金融の安定を維持する必要がある。ビジネス環境の改善、国境での貿易手続きの簡素化、エネルギー供給の信頼性向上、教育システムの強化を通じて、競争力を高めることが可能である」と述べた。

報告書「カンボジアの輸出復活と貿易の変化」によると、経済成長率は2023年の5.6％から2024年は5.8％にわずかに改善し、2025年には6.1％、2026年には6.4％に達する見通しである。これは、衣料品、旅行用品、履物の輸出および観光業の回復によるものである。

2024年第1四半期には、国際観光客の到着数がパンデミック前の水準の84％にまで増加し、衣料品、旅行用品、履物の輸出も回復している。特に農産品の輸出は堅調である。

また、東南アジア諸国連合（ASEAN）地域が米国に次ぐカンボジアの第2の輸出市場として台頭しており、製造業と農業への外国投資の増加が回復に大きく貢献している。

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