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<写真:Khmer Times>
国防省と国家災害管理委員会(NCDM)によると、カンボジアのカルダモン山脈で行方不明となっていたZ9空軍ヘリコプターの残骸が発見され、パイロットの遺体が回収された。
国防省のスポークスマン兼国務大臣であるチュム・スチェート将軍は、17日間の捜索の末、機体が発見されたと語った。
天候が好転し、上空から機体が発見され、歩兵部隊が現場に向かったという。
イート・サラット副司令官兼統合参謀長の報告によると、残骸はプルサット州のトマーダー郡にあるヤオヤイ山の尾根で発見された。
航空捜索チームは、衛星画像で特定された位置を飛行し、天候の改善により活動が可能になったという。
また、NCDMは、パイロットのケン・チャイ・ユス氏の遺体が残骸現場で発見されたと発表した。捜索隊は引き続き、ヘリコプターの機長であるもう1人の乗組員を探している。
プルサット州知事のコイ・リダ氏によると、墜落現場は主要道路から約15km離れており、ジャングルの密集度と悪天候が捜索活動を非常に困難にしている。
森林が非常に密集した地域で、上空からはほぼ何も見えず、この地域を徒歩で移動するのは決して容易ではない。
確認されたパイロットの死について、ケン・チャイ・ユス氏の妻とされるカリヤン・ナタラさんは「信じられない。受け入れられない」とSNSで発言している。
また、情報通信総局副局長兼カンボジア王国軍(RCAF)のスポークスマンであるトン・ソリモ少将は、1000人以上の人員が参加する徹底した捜索が行われたと述べた。
この捜索活動は、ヘリコプター、ドローン、地上部隊が密集した森林と山岳地帯を探索するなど、様々な資源を利用して行われた。
国防省の発表によると、2人を乗せた中国製のZ-9ヘリコプターが7月12日午前11時に長距離飛行訓練任務のために離陸した。
カンボジア空軍の飛行計画によれば、機長のサン・プラ氏とパイロットのケン・チャイ・ユス氏が乗っていた。
機体は同日午後2時までに戻る予定であったが、空軍本部との連絡が途絶え、その後行方不明となった。
悪天候が原因で事故が発生したとされており、豪雨、雲、濃霧、視界不良、山岳地帯の険しい地形が要因とされている。
過去10年で、軍用ヘリコプターの事故はこれが2件目であり、2014年にはプノンペン南部で4人が死亡する事故が発生していた。
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