国際的なミスコンのカンボジア大会、急遽中止でタイ開催に変更

国際的なミスコンのカンボジア大会、急遽中止でタイ開催に変更
2024年10月09日(水)00時00分 公開
国際的なミスコンのカンボジア大会、急遽中止でタイ開催に変更

<写真:Khmer Times>

 

ミス・グランド・インターナショナル(MGI)のカンボジア開催が取り消され、観光客増加への期待が失望に変わった。

 

MGIのフランチャイズ所有者は10月6日、カンボジアの主催者とのライセンス契約を解除し、開催地をタイに変更することを発表した。

 

これに先立ち、フオット・ハク観光大臣は、MGIの開催がカンボジアの豊かな観光資源を世界にアピールする絶好の機会になると期待を示していた。

 

しかし、MGIの公式Facebookページにおいて、カンボジアが主催国から外されるという驚愕の発表がなされた。

 

取り消しの理由として、カンボジア側が必要な水準のショーを提供する能力がないとされている。

 

発表された声明では「カンボジアは契約で定められた要件を満たすことが不可能であるため、2024年のMGI開催国としての役割を果たせなくなった」と説明された。

 

これを受け、MGIはタイで大会が予定通り進行するとしており、「2024年10月7日からイベントを開始する」と発表した。

 

この突然の決定を受け、カンボジア側は自国代表であるミス・グランド・カンボジア(MGC)の参加を取りやめることを即座に表明した。

 

カンボジアは声明で「ミス・グランド・インターナショナルはカンボジアを尊重せず、協力しなかったため、MGCはもはやライセンスを保持していない」と述べている。

 

カンボジア代表のビー・ソテアリー氏も自身の参加を撤回することを他の参加者に通知するとともに「タイには行かない」と強調した。

 

また、カンボジア側がゲストを最大限の努力でもてなしたことにも言及している。

 

観光省のクッチ・パナサ国務長官は、大会のキャンセルがカンボジアの観光業に悪影響を与えるとの見方は誤解であると述べている。

 

同国務長官によると、観光省はイベントのスポンサーであったが、開催中止の決定には関与しておらず、参加者が快適に過ごせるように支援を提供していたのみであるという。

 

また、カンボジアでのツアー中に参加者たちが喜びを感じていたとして、ゲストであるコンテスト参加者に最高の体験を提供するために尽力したことを強調した。

 

一方、MGIディレクターのナワット・イツァラグリシル氏はInstagramで、キャンセルの理由として、カンボジア側のプロ意識の欠如、空港でのホスト関係者の不在、プレスカンファレンスにおける観光大臣の不参加、そして不十分なガラディナークルーズなどを挙げている。

 

 

 

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