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<写真:Khmer Times>
元富豪により残虐に殺害されたカップルであるロン・リソン氏とキム・カンチャナ氏の家族が、27日に哀悼の意を込めた結婚式を執り行った。
家族は「10月27日は2人にとって喜ばしい日であるはずだったが、残された家族には涙と痛みしか残らなかった」とSNSに投稿し、故人を偲んだ。
事件は6月17日、プノンペンのチャンバル・アンプフ地区で発生した。
事件当日、加害者である富豪のスレイ・シナ被告は、サン・スレイ・ピッチ氏の代理としてロン氏の自宅を訪問していた。
原因は両者の間で発生したマンゴーの木と物干し竿を巡る対立であったとされる。
27歳のロン氏はその場で銃撃され死亡し、婚約者であった25歳のキム氏も銃撃を受け、搬送先の病院で息を引き取った。
この凶悪事件によって20歳のソクホム・チャーナック氏と24歳のホン・リティラク氏も負傷している。
この事件はカンボジア全土で大きな波紋を呼び、国民の間で激しい憤りと司法への不信感が巻き起こった。
シナ被告はオクナ(富豪称号)を剥奪された上で、殺人、殺人未遂、不法な銃器使用などの罪に問われている。
カンボジア司法当局は被告に対する厳罰を求める声に応え、被告に対する一切の減刑や恩赦を認めない姿勢を示している。
ケウト・リット司法相は記者会見で、事件について「もしも被告が無罪や短期間の服役で済むような結果が出るならば、自身も法曹界を去る覚悟である」と述べ、判決に対する政府の厳格な立場を強調した。
また、リット氏は被告を「凶悪犯のブラックリスト」に登録し、いかなる減刑や恩赦の申請も許可しない方針であることを明らかにしている。
リット司法相は「法執行機関はこのような凶悪事件に対して、徹底的かつ責任を持って法の適用を行い、被告が法の裁きを逃れないようにしなければならない」と述べ、政府が事件発生当日から法の適用状況を監視していることを強調した。
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