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<写真:Khmer Times>
9月30日、カンボジアの副首相兼外務・国際協力大臣であるソック・チェンダソピア氏が国連総会第79回会合で演説を行い、国際社会が直面している重要な課題についてカンボジアの懸念を表明し、解決策を提案した。
同副首相は現在進行中の世界的な紛争や課題に言及し、解決とさらなる悪化防止のためには、外交と仲介が必要であると強調した。
また、持続可能な平和は相互尊重、真の善意、寛容、そして平和共存へのコミットメントに基づく意味ある対話によってのみ達成されるという。
また、持続可能な平和は相互尊重、真の善意、寛容、そして平和共存へのコミットメントに基づく意味ある対話によってのみ達成されるとしている。
同副首相は「カンボジアはこれらの困難な課題に対処するため、私たち全員が共に行動することの緊急性を強調したい。国連憲章と国際法の原則が世界秩序と国際協力の基盤であり続けることが極めて重要である」と述べた。
第79回会合では、17の持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの加速が強調され、未来サミットでは気候変動、貧困、不平等といった急務に対応するために、国際協力を強化する必要性が再確認された。
さらに現在進行中の紛争や世界的な健康危機の影響にも言及された。
同副首相はロシアとウクライナ間の戦争やパレスチナとイスラエルの紛争にも触れ、早期終結への期待と二国家解決の支持を強調した。
また、ミャンマー危機についても懸念を示し、カンボジアがASEANの「5つのコンセンサス」に基づく平和的かつ包摂的な解決に引き続きコミットしていることを強調した。
さらに、同副首相は国連安保理の改革や世界金融システムの再構築を支持し、グローバルガバナンスを強化する必要性を訴えた。
また、平和維持活動の改革を支持し、女性や若者、平和と安全保障を中心としたグローバルなアジェンダを推進した。
加えて、一方的な制裁措置に反対し、それが脆弱な人々に悪影響を及ぼすと強調した。
国内の目標に関して、同副首相は「ペンタゴナル戦略」を紹介し、平和、政治的安定、良好なガバナンスに基づく公正で繁栄した社会への転換を目指すカンボジアの野心的な計画を示した。
特に、デジタル時代に対応するための人材育成が最優先課題であるとして、教育と訓練の重要性を強調している。
同副首相は、カンボジアが自国の過去の苦難を踏まえ、持続可能で包摂的な発展には平和が不可欠であると確信しているとした上で、全ての個人にとって持続可能な発展と人間の尊厳を達成することが絶対的に必要であると強調した。
また、国連とすべての加盟国と共に、平和、持続可能な発展、人間の尊厳の目標を推進することに、引き続き取り組む意志を再確認した。
さらに、同副首相は国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏との会談も行い、両者は地域および世界の重要課題について意見交換を行った。
グテーレス氏は、カンボジアの平和維持活動への貢献に感謝の意を表明し、両国間の協力関係に満足していると述べた。
同副首相が率いるカンボジア代表団は、フン・マネット首相の高等代表として9月22日から30日までニューヨークで開催された未来サミットおよび第79回国連総会に出席した。
また、各国首脳との二国間および三国間会議に参加し、多くの覚書(MoU)を締結している。
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