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<写真:Khmer Times>
カンボジアで建設中のテチョ国際空港(TIA)の開業時期が、当初予定されていた2025年前半から同年7月に延期されることが明らかになった。
カンボジア国家民間航空局(SSCA)のマオ・ハヴァンナル長官は、12月18日に行われた建設現場の視察で、プロジェクトの進捗状況について説明した。
同長官によれば、総工費15億ドルの空港建設は現在92%が完了しており、残りの工事は2025年3月までに終了する見通しである。
ソイ・ソッカン国家民間航空局次官は、視察後の記者会見で「空港の正式な運用開始は2025年7月を予定している」と述べ、残り8%の工事と人材育成、航空認証の取得がスケジュール通り進むとの見解を示した。
テチョ国際空港の建設は、カンボジア政府と海外カンボジア投資公社(OCIC)の共同出資によるカンボジア空港投資株式会社(CAIC)が担当している。
この空港は、首都プノンペンの南約20kmに位置し、カンダル州とタケオ州にまたがる2600haの敷地に建設されている。
4Fクラスの規格を満たすこの空港は、エアバスA380-800やボーイング747-800といった大型長距離機の受け入れが可能であり、運用開始後はカンボジアの観光業および経済成長に大きく寄与することが期待される。
現在、カンボジアにはプノンペン国際空港、シアヌーク国際空港、シェムリアップ・アンコール国際空港の3つの国際空港がある。
カンボジア国家民間航空局の統計によると、2024年1月から10月の期間中、これら3つの空港では約470万人の利用者を記録し、前年同期の420万人から21%増加した。
テチョ国際空港の完成と運用開始により、カンボジアの航空ネットワークがさらに拡大し、国際的な観光客誘致と経済発展が加速することが期待されている。
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