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<写真:Khmer Times>
カンボジアのテチョ国際空港(TIA)は建設進捗が80%を超えており、9月8日に12日まで続けられる技術飛行検査を開始した。
国家民間航空事務局(SSCA)のシン・チャンセレイヴタ報道官によると、同検査は商業航空運航に向けた空港の準備状況を評価するため、航空専門家チームによって実施されている。
検査の主な対象は滑走路の状態やナビゲーション機器、通信システムなどで、空港に設置された技術装置の安全基準に関する点検が行われる。
また、飛行経路や進入・離陸手順も確認され、ナビゲーション支援の適正性が検証される予定である。
TIAの建設はカンボジアにとって重要な節目であり、観光産業の発展や地域の交通網強化に寄与することが期待されている。
TIAはカンボジアの国際的な魅力を高め、経済成長にも大きく貢献する見込みである。
技術飛行検査と関連する規制承認が完了した後、TIAは2025年前半に運用を開始する予定となっている。
8月末時点で空港建設の84%が完了しており、総建設費は約12億ドルと見積もられ、2024年末に完成する見込みである。
TIAの建設プロジェクトは、カンボジア政府とOCICの合弁会社であるCAICによって進められており、プノンペンの南約20kmに位置し、カンダル州とタケオ州にまたがる2600haの敷地に建設されている。
4Fクラスに分類されるTIAは、エアバスA380-800やボーイング747-800といった大型航空機の受け入れが可能である。
カンボジアには現在、プノンペン国際空港(PNH)、シアヌーク国際空港(KOS)、シェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)の3つの国際空港がある。
SSCAの報告によると、これらの3空港は1月から7月までの間に、前年同期比20%増となる350万人の乗客が利用している。
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