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<写真:Khmer Times>
カンボジア政府はプレイベン州とベトナムの隣接3省との間における国境画定作業を完了したとことを発表した。
これにより、全長84.2kmにわたる安定した平和的な国境地帯が確立された。
今回の国境画定事業では、合計196本の境界標柱と6つの国境検問所が設置され、平和の地帯としての役割を果たすとともに、両国間の協力強化が期待されている。
プレイベン州知事のスオン・ソマリン氏は、20日に開催されたワークショップでこの事業の詳細を説明した。
ソマリン氏によると、プレイベン州とベトナム側の3省を結ぶ境界線に設置された196本の標柱のうち、22本が大型の標柱である。
カンボジアとベトナムはそれぞれ7本の大型標柱を所有し、13箇所にわたり共有される8本の標柱が設置されている。
また、144本の小型標柱も設置されており、内訳はカンボジア側が65本、ベトナム側が68本、さらに11本が70箇所で共有されている。
国境地帯はプレイベン州内の4地区、8コミューン、17村にまたがり、バンテアイチャクレイ、コロカ、ムンチェイの国際検問所に加え、コーサンポウ、ピエムモンティア、スヴァイアンオンの貿易用検問所が含まれる。
ソマリン氏はカンボジアとベトナムの国境警備隊が定期的に情報交換を行い、協力して国境の管理活動を実施していることを強調した。
この協力は、国境地帯の安全確保や秩序維持、さらに越境犯罪の防止に重要な役割を果たしているという。
また、両国の国境委員会が引き続き国境地域の課題解決に取り組み、犯罪防止や国境規定に関する意識向上を推進している点も評価された。
現在、カンボジアとベトナム間の陸上国境画定は全体の84%が完了しており、残る16%については現在交渉が進められている。
同様に隣国ラオスとの国境画定も進行中で、86%の標柱設置が完了した状況である。
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