おすすめのプロモーション

<写真:Khmer Times>
カンボジア政府は、隣国タイからの電力およびインターネット供給が停止される可能性に備え、自国内での供給体制の強化に踏み切る方針を明らかにした。
フン・マネット首相は12日夜、SNS上で一部のタイ過激派勢力がカンボジアへの供給停止を求める発言を行っているとの報道を受け、緊急対応を表明した。
首相は「タイ側がいつでも供給停止を決断できるような状況に備え、カンボジアは自力での電力およびインターネット供給体制を整える」と述べ、国家インフラの自立性強化を宣言した。
情報通信相チア・ヴァンデットによれば、13日深夜以降、国内の全光ファイバーネットワーク事業者およびインターネットサービスプロバイダー(ISP)はタイからの帯域幅購入を停止する方針である。
ヴァンデット氏は「カンボジアは自国のネットワークインフラだけで十分なインターネット供給が可能である」と強調した。
また、鉱物エネルギー相クォー・ロッタナックは、カンボジア国内の電力供給は既に自立しており、仮にタイからの供給が停止されたとしても、国内の需要には問題なく対応できるとの見解を示した。
フン・マネット首相はさらに、タイ側からの追加的な供給停止の脅威に備え、関係各省庁および機関に対してシナリオ分析と対策準備を徹底するように指示を出した。
政府関係者は今回の措置について、地政学的緊張の高まりを背景に、国家の供給安全保障を強化する狙いがあると説明している。今後のタイ側の動向と両国間の関係性が注目される。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。