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<写真:Khmer Times>
カンボジアのチェア・ヴァンデット郵便・電気通信相は、タイのプラサート・チャンタルアラントン・デジタル経済社会相がカンボジアを「世界最大のサイバー犯罪ネットワークの拠点」と非難したことに対し、「根拠のない無責任な発言」であると強く反発した。
この発言は6月20日付のバンコク・ポスト紙に掲載されたものであり、ヴァンデット氏は声明を通じて「事実に基づかず、地域の信頼と協力を損なう」と批判した。
サイバー犯罪対策は一国単独では対応しきれない課題であり、地域全体で協調すべきであると訴えた。
カンボジア政府は、2025年2月に「オンライン詐欺対策委員会」を設置し、サイバー犯罪の摘発と予防に取り組んでいる。
ヴァンデット氏は「カンボジアはいかなる形でもサイバー犯罪を容認しない」と述べ、法の支配および国際規範に則った対処を続ける姿勢を示した。
一方で、同氏はタイ国内においても外国犯罪組織の活動が報じられていると指摘した。
中国人俳優ワン・シン氏がタイ・バンコクの空港から詐欺組織に拉致された事例を挙げ、タイ当局の一部と詐欺集団との関係性にも疑念を示した。
タイ自身が被害者であると同時に、犯罪を見過ごす側面を持つ可能性があるとの見方を示した。
両国間の緊張が高まる中、ヴァンデット氏は「カンボジアは引き続き建設的な対話と協力を重視する」と述べ、各国が証拠に基づく責任ある姿勢を持ち寄ることの重要性を訴えた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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