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<写真:Khmer Times>
カンボジア保健省は6月30日、シェムリアップ州においてH5N1型鳥インフルエンザの新たな人感染例が2件確認されたことを発表した。
これにより2025年における国内の感染者数は計10人となった。
今回感染が確認されたのは、プオク郡ドゥンケオ・コミューンのルベク村に居住する46歳の女性と、その16歳の息子である。
6月23日に報告された41歳女性の感染に続くものであり、積極的な疫学調査の過程で判明した。
3人はいずれも約20mの範囲内に居住していた。
両名とも国立公衆衛生研究所による検査でH5N1陽性が確認され、現在は安定した状態で抗ウイルス薬タミフルによる治療を受けている。
保健省によれば、患者およびその家族は感染した鶏やアヒルに接触し、これを調理して食用にしていたことが明らかとなっている。
感染経路としては、病気または死亡した家禽との直接接触が原因とみられる。
同省は国家および地方の迅速対応チームを現地に派遣し、農業局および地方当局と連携して感染源の特定と二次感染の防止を進めている。
また、患者の濃厚接触者に対してタミフルを配布するとともに、地域住民への公衆衛生教育も進めている。
H5N1ウイルスは主に鳥類の間で感染するが、人への感染例も報告されており、とくに感染家禽との密接かつ無防備な接触によってリスクが高まる。
保健省によれば、人に感染した場合は重篤化する傾向があり、迅速かつ的確な医療対応が必要である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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