フンセン首相、バリューチェーンの重要性を強調

フンセン首相、バリューチェーンの重要性を強調
2017年03月02日 00時00分 公開
フンセン首相、バリューチェーンの重要性を強調



デジタル化が進み、製品とビジネスの相互関係が高まる今、カンボジアはハイテク技術を製造業に導入するなどしてグローバル・バリュー・チェーンを高めていくべきだとフンセン首相が昨日、プノンペンで開催されたカンボジア経済展望会議で話した。
 
「グローバル・バリュー・チェーンは国際貿易システムにおいて、世界の大企業が安価で多様的かつ質の高い資金投入ができるようになるため非常に重要な役割を果たす。つまりこれは効率性と競争力を高めるということだ」とフンセン首相は話した
 
「カンボジアは先を見越して経済成長の多様化を進めていくべきだ。特に製造業をグローバル・バリュー・チェーンに入れていくべきだ」とフンセン首相は続けた。
 
Cambodia Development Resource Institute とANZ Royal銀行が共同で主催したカンボジア経済展望会議の議題は「工業化やデジタル化、成長、開発のためのバリュー・チェーンの高まり」であった。

フンセン首相はグローバル・バリュー・チェーンの高まりで我が国は低コストで世界経済に入り込む機会を得ることができる可能性があると話した。
 
「グローバル・バリュー・チェーンに関わることは商品やサービスの国際貿易をするにあたり必要不可欠な手段ではない。しかし、付加価値を生み出す段階で関連する必要がある。」とフンセン首相は話した。
 
マレーシアやシンガポール、タイはアセアン諸国の中でもグローバル・バリュー・チェーンへの関連度が高いが、カンボジアは現在急速な発展途上のため関連度がまだ低いとフンセン首相は続けた。
  
また、フンセン首相は「予測では、2016年に比べ農業と繊維産業が回復するため、カンボジアの経済は2017年7%成長する。一方で、信用評価調整や供給過剰のため、建設業と不動産業の成長は停滞するだろう」と話した。
  
在カンボジアアメリカ大使館ウィリアム大使は会議の傍らでカンボジアの経済は農業や観光業、繊維産業が主であるが、製造業に進出することは同国にとっていいタイミングだと話した。

しかし、カンボジアが技術チェーンを高める場合、熟練技術者や知的財産権法など投資家を守る法律が必要になるとウィリアム大使は続けた。
 
「アメリカ企業は技術が盗まれる可能性がある国に技術を持ち出そうとはしない」と同大使は話した。
 
ボーワーグループ・アジアのデイビッド・ヴァン氏はクメールタイムズに対し、カンボジア政府はカンボジア投資家ならびに外国人投資家と定期協議を実施するべきだと話した。
 
「投資家はビジネスが世界でどのようになされていて、ニーズに答えることのできるより良い政策を作ることに対して理解をしているだろう」とデイビッド氏は話した。
 
「カンボジア政府は現在、工場における技術支援などをカンボジア人労働者に提供することで、国内の生産能力を高め、オペレーションを確立させることを投資家に要請している。しかし、それは国内のごく少数個人企業でしか行われていない。」と同氏は続けた。


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