電力会社、大企業へ向けて電気代の引き下げを発表

電力会社、大企業へ向けて電気代の引き下げを発表
2017年07月07日 00時00分 公開
電力会社、大企業へ向けて電気代の引き下げを発表


 
Electricite du Cambodgeは、1MWを超える電気を使用する大企業へ向けて、電気代の価格引き下げを発表した。
 
電気代は今月から10月までの間、0.165ドル/ kWhだった電気代が0.14ドル〜0.15ドル/ kWhに引き下げられるという。
 
 
Amru Rice(カンボジア)のCEO、ソン・サラン氏は、中小企業は価格の引き下げ対象にはならないと指摘した。
 
同氏は「中小企業は割引が適用されるほど電気使用量が多くないが、中小企業も同様に価格の引き下げを行うべきだ」と述べた。

「カンボジアには多くの中小企業があり、中小企業への電気代価格を6セント〜7セント下げるだけでも、0.165ドルで電力供給している隣国と競争できるようになるだろう」
 


カンボジア米協会のハン・ラク会長は、カンボジアの電気代は近隣諸国に比べて1.5倍ほど高いため、生産コストも近隣諸国より高いと述べた。
 


しかし現在米市場はとても良い状況である。生産コストは高いが、良い価格で販売できている。
 
 
また同氏は加えて「電気代の引き下げは米の生産にも役立つ」と述べた。
 
昨年末までに、政府は電気供給を全国10,589(約75%)の村に拡大した。
エネルギー省によると、カンボジアではおよそ190万世帯(58%)が電気を利用できている状況だという。
 
カンボジアでは、石油火力発電所で200MW、石炭火力発電所で500MW、水力発電所で928MWの電力を発電している。

来年にはセサン下流第二ダムの運用が開始され、そこでは約400MWを発電することができ、2019年に運用開始予定の石炭火力発電所では135MWの発電が可能になるという。


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