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昨年、カンボジアを訪問した中国人旅行者数は90万人にのぼった。カンボジアは2020年までに中国人旅行者200万人を含む、外国人旅行者数700万人を目標としていると観光省は昨日発表した。
「2016年、カンボジアを訪問した中国人旅行者数は90万人であった。昨年に比べ20%増加した。昨年カンボジアに入国した外国人旅行者数は500万人であった。そのうち中国人はヨーロッパからの旅行者数に次ぎ、2番目だった。」と観光省のコン氏は話した。
コン氏は2017年のカンボジア観光業を楽観視している。
「観光業は2020年まで成長すると予測している。2020年は200万人の中国人旅行者、700万人の外国人旅行者を予測している。」とコン氏は話した。
昨年6月、カンボジアの観光省は毎年約200万人の中国人旅行者を迎え入れるためにChina Ready Center (CRC) を設立した。
「CRCはカンボジアで増加する中国人旅行者に対応するために設立された」とコン氏はクメールタイムズに対して話した。
コン氏は続けて「CRCはカンボジアの旅行事業者の中国語能力や、中国文化の知識を向上させるためだけでなく、中国人旅行者の需要調査という役割も担っている。」と話した。
昨年始め、観光省は「China Ready for Cambodia Tourism」という報告書で、中国人旅行者を呼び込むための5カ年計画を発表した。
10月、カンボジアの観光省と中国の上海春秋国際旅行社の間で観光開発協定が締結され、カンボジアの中国人旅行者を増加させることで合意した。協定書への署名は習近平国家主席のカンボジア訪問の後に行われた。
「この協定書は主に中国各都市からカンボジアへの直行便を増加させるために観光省と中国の旅行会社との間で戦略的提携することについて記載されている。」とコン氏は明らかにした。
署名する際、コン氏は観光省はCRCと観光事業社が中国人旅行者の受け入れを行ってくれると信頼していると話したという。
コン氏によると、観光事業社は審査を通過すると認定証がもらえ、「China Ready and Accredited」と記載されたステッカーが授与されるという。ステッカーの有効期限は1年だとコン氏は加えた。
現在、両国間には1週間で直行便94便が飛んでおり、そのうち51便はプノンペン、31便がシェムリアップ、12便がシアヌークビルを結んでいる。
太平洋アジア観光協会カンボジア支店代表であるシナン氏はクメールタイムズに対し、中国からの直行便の多さは中国人旅行者を呼び込むために重要な要素だと話した。
「特にシアヌークビルで中国人入国数が年々増加していることが目に見てわかる」とシナン氏は続けた。
しかし、シナン氏は中国人旅行者を呼び込むためにやらなければならないことがまだまだたくさんあるとも話した。「我々はより多くの観光素材、サービスを作らなければならない。しかし、現状で交通インフラが整っていないなどの改善点がある。」と続けた。
シナン氏は「カンボジアにはシェムリアップの寺院遺跡に始まり、多くの地域に世界で有名な寺院がある。しかしながら、旅行者は寺院だけを目的にカンボジアを訪問するのではない。旅行者は娯楽施設やナイトスポット、リゾートなどより多様的なものを求めている。」と話した。
khmertimeskh.com
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