17日、シェムリアップ州の田んぼで農家の男性がトラクターを運転中、100発以上の不発弾を発見した。
Svay Loeu地区警察のSun Eng氏によると、農家のKen Kayさん(45)がKantuotコミューンのKhna Krao村にある田んぼをトラクターで耕している最中、140発の不発弾を発見したという。
Eng氏は「Kayさんは不発弾を発見した後、警察に通報し、警察がシェムリアップのカンボジア地雷対策センター(CMAC)に処理するよう要請した」と述べた。カンボジア地雷対策センターの職員はすでに不発弾の処理を完了したという。
Eng氏によると、今回発見された不発弾は政府とクメール・ルージュが戦ったカンボジア内戦時に使用されたものと見られているという。
同氏は「不発弾や地雷を発見した際は、触らずに警察や地方職員に通報するよう住民に呼びかけている」と述べた。
19日、カンボジア地雷対策センター(CMAC)責任者のHeng Ratana氏は、コメントを控えた。
4月、カンボジア地雷対策センター(CMAC)によると、1月〜3月に並べたら25kmにもなる地雷と9400発の不発弾を処理したという。同期間、地雷や不発弾により44人の死傷者が出たという。
Ratana氏によると、同期間にカンボジア地雷対策センターは地雷除去を目標の90%を達成したという。
同氏は、カンボジア地雷対策センターが8万人以上に地雷の危険性について教育し、地元職員と協力して住民からの1000件を超える地雷除去の依頼に対応したという。
同氏は「1月〜3月、地雷により44人の死傷者が発生したことは非常に残念だ。政府や寄付者、地方職員などがカンボジア地雷対策センターを支援してくれることで、人道的な活動が成功している」と続けた。
2月にカンボジア地雷対策センターが公表した報告書によると、2018年にカンボジア国内の90平方キロメートルから地雷や不発弾が4万5500発発掘されたという。
出典:KHMER TIMES
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