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月曜日に発生した不発弾の爆発と火災を受け、シェムリアップ州検察は30日、同州Banteay Srey地区にあるアキラ地雷博物館で、博物館オーナーであるアキラ氏と2人の副代表に事情聴取を行った。
29日、地区知事であるNop Vuthy氏は博物館の責任者をアキラ氏、2人の副代表をEoun Yun氏とHanh Sokunthea氏と特定した。
博物館を運営する3人の責任者は、博物館内の不発弾を保存する部屋で爆発が発生した後、事情聴取を受けた。
Vuthy氏は「警察によって大量の不発弾が押収された」と語った。
カンボジア地雷対策センター(CMAC=Cambodian Mine Action Centre)は、今回の事故で負傷者はいなかったが、爆発があった部屋は完全に破壊されたと報告している。
29日、地方警察署長であるTit Narong氏は、警察は保存されている不発弾の保存許可を受け取るまで博物館を閉鎖することを決定したと述べた。
同警察署長は「事故の後、博物館は不発弾の管理の仕方に問題があったため、我々は3人を事情聴取のために拘束した」と語った。
また、同警察署長は「違法行為の1つに、アキラ氏が所持していたビジネスライセンスは4年前に期限が切れていた」と続けた。
29日、地方検察官であるKert Vannareth氏は、3人の事情聴取を終え、拘留することを決定したと話している。
アキラ氏はEoun Yeakという名でも知られており、少年時代はクメール・ルージュの兵士であった。現在は地雷除去活動や地雷博物館の館長を行っている。同氏はカンボジアに埋まっている地雷の除去に人生を捧げ、地雷の被害に遭った若者に支援も行っていた。
2010年、同氏はその功績を称えられ、アメリカCNN放送が選ぶ「世界のHEROベスト10」に選出された。
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