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<1月〜4月、73%増の26人が地雷や不発弾に関連する事故により負傷した(KT/Chor Sokuntheaより)>
カンボジア地雷対策・被害者支援庁(CMAA:Cambodian Mine Action and Victim Assistance Authority)は、2019年1月〜4月、地雷や爆発性戦争残存物による死傷者は昨年同期比で96%増加したと発表した。
CMAAの報告によると、今年1月〜4月、地雷や爆発性戦争残存物により8人が死亡39人が負傷し、昨年同時期の負傷者24人と比べ、96%増加したという。
また、地雷や爆発性戦争残存物に関連する事故件数も昨年の15件から26件と73%増加した。
報告書には「1月〜4月に発生したのは、戦争の際に使用された地雷による事故8件(31%)と爆発性戦争残存物による事故18件(69%)の合計26件だ。事故により、8人が死亡、39人が負傷した。昨年同時期は5人が死亡、19人が負傷した」と述べられている。
報告書によると、1979年1月〜2019年4月の期間、地雷や爆発性戦争残存物による事故が6万4825件発生し、1万9776人が死亡、3万6007人が負傷したという。
4月、CMAA元副庁長のLy Thuch氏は、事故は地雷や爆発性戦争残存物を踏んでしまった際や自宅に持って帰って解体している際に発生すると話した。
Thuch氏は、地雷や不発弾、爆発性戦争残存物の除去作業は1992年から行われており、現在では450万人のカンボジア人が安全に土地を使用することができている。
同氏は「CMAAは、2025年までに地雷除去完了と国内で発生する事故を減らすことを目指し、州関係者とともに活動を続けていく予定だ」と話した。
出典:KHMER TIMES
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