カンボジアの祝日は現地で働いている人にとっては生活に関わってくるものですし、旅行で訪れる人にとってはお祭りなどの行事に合わせて行きたいものですよね。今回はカンボジアの祝日の日数や祝日の由来についてを紹介します!
カンボジアの祝日は何日あるの?
日本は世界的に見ても祝日の多い国と言われており、1年間に16日間の祝日があります。しかし、カンボジアの祝日の方が日本の祝日よりもかなり多く、1年間に27日間の祝日があります。
1月
1年間の始まりである、1月。カンボジアでは日本のような正月があるのでしょうか?
1月1日 インターナショナルニューイヤー(International New Year's Day)
カンボジアには正月が3回あります。その1回目が1月1日の「インターナショナルニューイヤー」です。
1月7日 虐殺政権からの解放の日(Victory Day over Genocide)
1979年1月7日にカンボジアを独占支配していたポル・ポト政権が崩壊し、国民が解放されたのがこの祝日の由来です。ポル・ポト政権は原始共産主義を実現するために国民の約1/4に当たる200万人あまりを虐殺しました。
1月8日 振替休日
2月
2月初旬には中国の旧正月があります。カンボジアには中華系移民を祖先に持つ人も多く、平日であってもお祝いのムードが広がります。ベトナムでは「テト」と言いますが、カンボジアでは「チャイニーズニューイヤー」と呼ぶようです。
2月19日 ミアック・ボーチャー祭(万仏節)(Miakku - Bocha Festival)
「悟りを開いた仏陀がお寺に出かけた際、1000人を超える弟子が偶然にもお寺に集まった」というお話から伝承されている祝日です。この日はたくさんの仏教徒がお寺に参拝し、お花や食べ物を捧げます。寺院では灯明祭りが行われています。
3月
3月には「国際女性の日」という祝日があります。日本ではあまりなじみのない祝日ですが、世界的に有名な日です。
3月8日 国際女性の日(International Women's Day)
女性の権利と世界平和を目指す日として世界各国で記念行事が開催されています。国際女性の日の由来は1904年3月8日にアメリカ合衆国のニューヨークで、女性労働者が参政権を要求してデモを起こしたこととされています。その後1910年に、ドイツの社会主義者のクララ・ツェトキンが「女性の政治的自由と平等の獲得」をスローガンに掲げて女性の権利を訴えることに繋がりました。
4月
4月はカンボジアの正月にあたるクメール正月があります。これはカンボジア人にとって1年で最も大切な祝日です。
4月14~16日 クメール正月(Khmer New Year)
クメール正月はカンボジア人にとって一番大切な祝日です。クメール正月の由来は女神のデヴァターが天より降臨する日であると伝えられています。クメール正月期間はほぼ全員のカンボジア人が実家に帰ります。そのため、レストランやスパなどのお店はほとんど閉まってしまいます。