10月
10月は中旬より一週間おきに記念日があります。
10月15日 ノロドムシアヌーク前国王記念日(King Norodom Sihanouk’s Birthday)
「カンボジア独立の父」と呼ばれているシアヌーク前国王が崩御したのは2012年10月15日。国民全員で前国王の冥福を祈る日です。
10月23日 パリ和平協定記念日(Paris peace agreement anniversary)
1991年10月23日、パリ和平協定によってカンボジアの内戦が終結し、現在のカンボジア王国が成立したことが祝日の由来です。1970年以来カンボジアでは約20年間内戦が続いており、カンボジア国内は混乱していました。しかし、1991年のパリで開かれた会議の結果、国内の混乱が収まり、現在のカンボジアが誕生しました。
10月29日 シハモニ国王即位記念日(King Norodom Sihamoni's Coronation Day)
2004年に即位した現在の国王、シハモニ国王の戴冠記念日です。
11月
11月は独立記念日と水祭りがあります。
11月9日 独立記念日(Independence Day)
独立記念日はカンボジアがフランスから独立を果たしたことに由来しています。第二次世界大戦後、当時の国王のシアヌークは、フランスからの独立を目指して独立運動を始めました。フランスとの交渉は長引きましたが、1953年11月9日にカンボジアは独立を果たしました。この日は毎年、早朝から「独立記念塔」で式典が開かれています。
11月10~12日 水祭り(Water Festival)
大地に恵みの雨をもたらすことを感謝する行事です。現在は祭りのメインイベントとして各地でボートレースが行われています。プノンペンで行われる祭りの規模が一番大きく、多くの人が国中から集まり熱狂します。また、最終日には先祖の供養と水の神様に感謝の気持ちを込めて「灯篭流し」が行われます。
11月13日 振替休日
12月
祝日は国際人権の日のみです。また、日本と違いクリスマスを祝う文化はありません。
12月10日 国際人権の日(UN Human Rights Day)
世界人権宣言が1948年12月10日の第3回国連総会で宣言されました。そして、1950年の第5回総会で、毎年12月10日を「世界人権の日」として、世界中で記念行事を行うことが決議されました。カンボジアでは人権に関するデモが行われることがあります。
カンボジアの仏日
祝日とは別にカンボジアでは「仏日」という日があります。仏日とは仏教用語で、仏様が光を闇に照らしてくれる日とされています。この日はアンコールワットの第三回廊に入場することができません。アンコールワットに観光に行く際は事前に確認してから行く必要があります。
1月 | 9日(火),16日(火),24日(水),31日(水) |
2月 | 8日(木),14日(水),22日(木) |
3月 | 1日(木),9日(金),16日(金),24日(土),31日(土) |
4月 | 8日(日),14日(土),22日(日),29日(日) |
5月 | 7日(月),14日(月),22日(火),29日(火) |
6月 | 6日(水),12日(火),20日(水),27日(水) |
7月 | 5日(木),12日(木),20日(金),27日(金) |
8月 | 4日(土),11日(土),19日(日),26日(日) |
9月 | 3日(月),9日(日),17日(月),24日(月) |
10月 | 2日(火),9日(火),17日(水),24日(水) |
11月 | 1日(木),7日(水),15日(木),22日(木),30日(金) |
12月 | 7日(金),15日(土),22日(土),30日(日) |
カンボジアのビジネスアワー
仕事や観光でカンボジアを訪れた際、「銀行に行ったけど開いていなかった」「レストランが営業していなかった」このようなことがないように事前に確認しておきましょう。ここでは銀行やショップ、レストランなどの一般的な営業時間を紹介します。
省庁・政府機関
平日8:00~12:00,平日13:00~17:00(定休日:土曜,日曜,祝日)銀行
平日8:00~16:00(土曜,日曜,祝日)※土曜の午前中のみ営業するところもあります
ショップ
平日8:00~18:00,土日祝日8:00~18:00※旅行者向けの店は8:00~21:00
レストラン
平日10:00~22:00,土日祝日10:00~22:00
※6:00開店、24:00まで営業しているところもあります。また、ランチとディナーの間に2~3時間閉店する店もあります。
まとめ
カンボジアの祝日は日本と比較しても祝日の日数が多いです。祝日にはそれぞれ由来があるのでカンボジアで生活する際は是非確認してみてください。また、祝日によっては国の大切な行事や祭りがある日もあります。祭りや行事に参加して、カンボジアの文化を味わってみてはいかがでしょうか?
※この記事に記載されている情報は2019年1月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
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