シェムリアップの自然を満喫できる観光地
シェムリアップに遺跡以外にも数多くの観光スポットがあります。カンボジアは自然が豊かな国であるため、その広大な自然を感じることができる場所も人気の観光地となっています。
プノン・クーレン(Phnom Kulen)
「プノンクーレン(Phnom Kulen)」はアンコール・ワットの北東30kmに位置し、アンコール発祥の地とも言われる山です。20mほどの高さのある滝と4mほどの小さな滝があり、乾季になれば滝つぼで泳ぐこともできます。また、黄金に輝く巨大な涅槃仏やクーレン川の川底に彫り込まれた彫刻など見所満載です。山中には50を超える寺院や彫刻があるとされていますが、地雷が埋まっている可能性があるので現地ガイドの同行が必須の観光スポットです。
詳細情報
- 入場料:20USD(約2200円)
- 入場時間:6:00〜12:00
トンレサップ湖(Tonlé Sap)
「トンレサップ湖(Tonlé Sap)」は東南アジア最大の湖かつ世界最大規模の水上生活者が生活している湖です。乾季の間、水深は1mほどで面積は約2500㎡ですが、雨季になるといつもは湖からメコン川に流れ込んでいるトレンサップ川が逆流し、面積が広がります。「トンレサップ湖」では、クルーズなどのアクティビティができるオプショナルツアーなどもたくさんあり、自然と共存する人々の生活を知ることができるのもオススメポイントです。
詳細情報
- ボートチャーター料金:30USD(約3300円)前後
- 営業時間:7:00〜18:00
カンボジアの歴史を知れるシェムリアップの博物館
カンボジアの基礎を築いたクメール王国の盛衰を学ぶことのできる博物館や戦争や内戦の残酷さを後世に伝える博物館などもあります。歴史好きにはたまらない観光スポットを紹介します。
地雷博物館(Cambodia Landmine Museum)
地雷博物館(Cambodia Landmine Museum)はシェムリアップから少し離れていますが、歴史の残る博物館として人気の観光地です。地雷博物館にはベトナム戦争、カンボジア戦争時に使用された地雷が展示されています。博物館には日本語の音声ガイドもあるので、地雷の歴史について深く知ることができます。ガイドの中では「アキ・ラーさん」という内戦時代に埋められた地雷の撤去に尽力した1人の男性の話が語られています。博物館は午前中が空いているため、観光に行く際は午前中がおすすめです。
詳細情報
- 入場料:5USD(約500円)
- 営業時間:7:30〜17:30
戦争博物館(War Museum Cambodia)
「戦争博物館(War Museum Cambodia)」はシェムリアップ市内中心部から約5kmのところに位置し、カンボジアの内戦や諸外国との戦争当時の様子を知ることができる博物館です。30年ほど前の内戦や戦争で実際に使われていた戦車や戦闘機、銃、爆弾などが展示されており、実際に触ることもできます。また、ポルポト政権下で行われていた大量虐殺といった凄惨な出来事が分かる写真も展示されていてカンボジアが辿ってきた歴史を深く理解することができます。
詳細情報
- 入場料:5USD(約500円)
- 営業時間:8:00〜17:30
アンコール国立博物館(Angkor National Museum)
「アンコール国立博物館(Angkor National Museum)」はシェムリアップの市内中心部に2007年にオープンした国立博物館です。アンコール遺跡から出土した彫刻やレリーフなどを5000点以上保管しており、その一部が展示されています。展示室は「千体仏の間」「宗教と信仰」「アンコール・ワット」など8つに分かれ、クメール王国の歴史や宗教について学ぶことができます。3USDで日本語のイヤホンガイドを借りることができるのでじっくりとクメール文化についての理解を深めたい人にオススメです。また、Tシャツや仏像の置物などが販売されている売店もあるのでお土産の購入にもぴったりです。
詳細情報
- 入場料:12ドル(約1300円)/6歳〜11歳:6USD(約600円)/0〜5歳:無料 ※日本語のイヤホンガイド:5USD(約500円)
- 営業時間:4月1日〜9月30日;8:30〜18:00/10月1日〜3月31日;8:30〜18:30