アンコールワット、Visaカードでの入場チケット支払いで3％オフに

2017年09月24日 00時00分公開

世界的な決済技術を提供するVisaは土曜日、カンボジアの観光を促進し、現金支払いからオンライン決済へのシフトを促進するために、アンコールワットで、クレジットカードとデビットカードの支払いを可能にすると発表した。

アンコールワットは毎年200万人以上の観光客を迎える世界最大の宗教的遺跡の一つである。

Visaのプレスリリースによると、Visaは、アンコールワットへの観光客の増大と、オンライン決済の拡大を目指し、アンコール・エンタープライズと、IT企業として知られるOptistech Co.にとの間に覚書を締結したという。

契約の一環としてVisaは、2017年10月から11月末までの間、Visaカードを使用してアンコールワットの入場券を購入する人に対し、3％割引で提供する予定だ。

Visaはカード会員は、レストラン、ショッピング、スパ、ウェルネス、宿泊施設など、プノンペンとシェムリアップの計50の加盟店で割引を受けることができると公表した。

Visaのカンボジア担当責任者のショーン・プレストン氏は、「アンコール・エンタープライズとその取引銀行であるアクレダと協力して、アンコール・ワットの入場チケットをVisaカードで購入できるようになったことを非常に歓迎している」と述べた

「アンコールワットは本当に世界の不思議な遺跡の一つであり、カンボジアへ来たら絶対に訪れるべき場所である。我々は、カンボジア政府とアンコール・エンタープライズと協力して、カンボジアへの訪問者を増やし、経済成長を促進し、地元住民や観光客の支払いを改善できることを楽しみにしている。」

「我が社のブランド価値として、消費者がどこにいてもVisaカードを使うことができるようにしたいと考えている。今日の発表で、我々はこのビジョンの達成に一歩近づいた。」

カンボジアでは現在、7,000以上の店舗と1,000以上のATMでVisaカードを使用することができる。

アンコール・エンタープライズの取締役、ショーン・ソプハップ国務次官は、「今回のVisaとの覚書は、アンコール・ワットの入場券支払いの自動化を目指す財務省と観光省の努力に沿っている」と述べた。

「それはまた、発券システムをより透明化し、説明責任を向上させる」と同氏は付け加えた。

「この近代化プロジェクトの枠組みの中で、私はアンコール・ワットの入場券販売ででオンライン決済の促進を行なっていくために、Visaなど様々な企業と協力できることを嬉しく思っている。」

「このパートナーシップは、毎年訪れる何百万人もの観光客に対し、入場券購入の利便性を高め、待ち時間を短縮するのに役立つだろう。」

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