カンボジア、登録投票者の85%が選挙に参加

評論家は、今年の地区選挙の結果として、より高い透明性を示すべきであったと語った。

フリーで活動する政治評論家のミー・ニー氏は、CNRPは今までよりも多くの地区議席を勝ち取ったが、地方行政の改善を図れるかどうかはまだ分からないと述べた。

「CNRPが業務に取り掛かり出してから、我々はしばらく様子をみなければならない」とニー氏は述べた。

「CNRPはまず動き始めるべきである」

同氏は、CNRPが地方選挙でより多くの議席を得ているため、両政党が支持率をめぐって密に争い、政府の行動はより透明度を増すだろうと述べた。

同氏は「今後、地方知事は効率的に仕事を管理しなくてはならない。そうでなければ、CPPにより大きな影響が出るであろう」と語る。

「CPPの知事がCNRPの地区代表に圧力をかけている場合には、同地区のCNRPへの投票者は見逃さない」

「地方自治体の発展のために、政府と国会から予算の承認を得なければならない」

自由で公正な選挙のためのカンボジア選挙中立委員会のサム・クンテアミー代表は、CPPの知事は地区議員、地方議員、内務省の承認が必須な組織の中で動いているため、新しいCNRPの地区代表へ圧力をかけることはできないと述べる。

「それゆえに、地方知事はCNRPの地区代表の仕事を邪魔することはできない」と同氏は述べた。

それに加え、新しい地方自治体の代表者らは、選挙活動で説明した政党の政策を実施しなくてはらない。

「上院選挙が来月から始まるため、これはいい傾向だ。地方自治体は自分の政党の候補者に投票するだろうから、CNRPはより多くの上院議席を獲得するだろう」

「地区代表と地方自治体職員の投票から、CNRP議員は地方議員か地区議員の地位を得るだろう」

同氏は、地区の評議会の任務は市民の声に応えることと、中央政府の代弁者として行動することだとコメントした。

個々の職務で秩序を維持し、市民の健康、福祉、満足のためのサービスを提供し、経済的・社会的な発展のために戦略を練り、高い生活水準を保証しなければならない。

「地区代表は各コミュニティのニーズへ応えなければならない。」

CPP代表者ソック・イーサンはVoice of America radio に、CNRPには地方地区代表487人が在籍していると語った。

「あらゆる政党に属すあらゆる人間が、内務省の下で働く」と同氏はコメントした。

「私たちは政党で区別したりしない」

国政選挙委員会は、予選結果ではCPPが22州で勝っていることを示した。

CNRPはプノンペンのシェムリアップ地方とコンポンチャム地方で勝利した。

CPPは1163の選挙区でトップに立ち、CNRPは482選挙区で勝ち抜き、フンシンペック党は1つの選挙区で勝利した。

登録投票者7800万人の内85%以上もの人が、国際監視団いわく脅迫、暴力、支配のない自由公正な選挙を行った。


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