希少生物保全のために 象牙の展示を継続

希少生物保全のために 象牙の展示を継続
2017年02月26日 00時00分 公開
希少生物保全のために 象牙の展示を継続


フン・セン首相は金曜日、カンボジアは象牙やサイの角、カンボジアで希少生物の乱獲の実態を知るための展覧会で展示されているような、没収対象物はこれからも回収を続けていくと公表した。
金曜日、非公開に行われた内務省の式典で、首相は環境省が象牙やサイの角、他の動物の保護を目的に、これらの展示を続けていくべきだという提案に賛同した。

フン・セン首相は、アメリカから我々に動物の虐殺について尋ねられたが、カンボジアはアメリカの指示に従う義務はないという。
首相は加えて、象牙は南アフリカ原産のものが多く、アフリカ地域の象はその脅威にさらされている。象牙が廃棄されれば、またその証拠もなくなることとなると語る。
アメリカはカンボジアの省庁に命令する権限はなく、展示を続けていく。また、象牙は珍しいため、他の国がこの展示品を貸してほしいと言えば、カンボジアは同意するだろうという。
法律では、象牙やセンザンコウのうろこの売買や輸出入は厳しく禁止されている。
2014年、シハヌークビルの職員が豆の入ったコンテナの中に象牙が混入しているのが見つかり、後に没収された。
それは2014年アフリカからシハヌークビル自治区の港に輸送されたトウモロコシの中に600kgを超える象牙が混ざっており、昨年の8月に押収されたという。
トウモロコシのコンテナに混入していた象牙は全部で128本、613kgがシハヌークビル自治区の港で発見された。中には87本の牙と41本の切断片もあった。

昨年12月、1トンを超える象牙やセンザンコウのうろこ、虎の骨がプノンペンのポーセンチェイ州の港で見つかり、それはベトナム企業から輸送されたものだと発覚した。
調査報告書によると、政府は象牙1,361.9kgとセンザンコウのうろこ137.6kg、虎の骨82.3kg、象の尻尾4.9kgを押収したという。
モザンビークから輸送されたものや、ベトナムの「カム輸送会社」から輸送されたものだと公表されている。


http://www.khmertimeskh.com/news/35876/cambodia-to-keep-ivory--for-exhibition/
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