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<写真:khmertimeskh.com>
プノンペンにおいて開催されたカンボジア国家エイズ対策機構(NAA)の会合において、同国がHIV対策に関して国連合同エイズ計画(UNAIDS)の掲げる「95-95-95」目標のうち、2項目を達成したことが明らかとなった。
この会合は、NAA議長であるイエン・モーリー上級相の主導により実施され、関係省庁、市民社会、HIV感染者の代表などが出席した。
今回検討された進捗報告書案は、2023年から2028年を対象とする国家政策「エイズ終息とHIVプログラムの持続性」に基づき、8月中に政府へ提出される見通しである。
モーリー上級相は「カンボジアは現在、92-100-98の達成率に達しており、新規感染者数も着実に減少している」と説明した。
また、この成果は政府機関、国際パートナー、市民社会、ならびに重点対象者による連携と努力の賜物であると強調した。
報告書案によれば、全国すべての行政レベルにおいてエイズ対策委員会が設置され、偏見の解消や啓発活動のための行動計画が策定された。
さらに、経済財政省に対して予算申請がなされ、HIV感染者が対策委員会に参加する仕組みも整備された。
これに加え、曝露前予防(PrEP)の普及促進、医療扶助制度(Health Equity Fund)の利用拡大、民間医療機関との連携強化などが進められている。
政府は、今後も国家および非国家セクターを動員したマルチセクター型の取り組みを継続し、2028年までのエイズ撲滅を目指す方針である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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