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カンボジアでは落雷が頻繁に発生し、今年だけで既に50人以上が死亡しているという。18日、カンボジア政府が今年の落雷被害についての声明を発表した。
声明の中で、カンボジア国家災害管理局(National Committee for Disaster Management)のKeo Vy広報担当は「今年の1月からこれまでに、落雷で50人以上が死亡し37人が負傷したとみられている。また、牛52頭が死亡、10以上の家屋が全壊した」と述べた。
また、同氏は「国民はみな落雷への警戒が必要だ。特に4月、5月、6月は落雷等の自然災害が頻発する時期であり、より一層の注意が必要だ」と続けた。
今回の声明が発表された直後の19日にも、ラタナキリ州で村人2人が落雷に打たれ死亡した。被害に遭った村人2人は家の中で就寝中だったという。
地方警察の調べによれば、ラタナキリ州での落雷は豪雨だった午前11時に発生したという。雷が家に直撃し、設置してあったソーラーパネルに直撃し、家にあったあらゆる電化製品に感電してしまったのだという。
また、17日にも別の落雷事故がココン州で発生し、5人が死亡している。17日、ココン州では仏教イベントが開かれていたが、その後徐々に豪雨となり雷が群衆に直撃したという。
ココン州の村人のPhouthangさんは「ココン州では何度も落雷を目にするが、人に雷が直撃したのは初めてだ」と語った。
カンボジア国家災害管理局(National Committee for Disaster Management)の発表によれば、カンボジアでの昨年2017年の自然災害で、103人、74頭の牛が死亡、119人が負傷したという。多かった自然災害は竜巻、落雷、洪水だという。この影響で数千の家屋、建物、また農産物やインフラ設備が破壊され、2000世帯以上の家族が甚大な被害を受けている。
フン・セン首相は今月初頭、カンボジア国内全ての国民に、雨季の間は自然災害に注意するよう呼びかけた。
また、首相は「国民の安全のために政府ができることは何でもする。他にも、国境付近で業務にあたっている兵士たちにはレインコートを配給するつもりだ」と述べている。
出典:KhmerTimes
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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