おすすめのプロモーション
10日、山華(W&D)縫製カンボジア社代表は、同社従業員1000人以上による2ヶ月間におよぶ抗議デモの影響で100万ドル(約1億1000万円)の損失が発生したと話した。
ストライキは昨年従業員1000人以上が年功保障の支払いを要求したことが発端で始まった。その後、従業員はW&D社とプノンペン裁判所より、職場に戻らなければ解雇すると警告を受けた。
W&Dカンボジア社ゼネラルマネージャーのJimmy Hsu氏は10日に開かれた記者会見で、同社の損失は1月と2月に行われた抗議デモの影響により生産量が減少したことで発生したと述べた。
同ゼネラルマネージャーは「ストライキが発生して以降、我々は時間通りに製品を届けることができず、顧客が減少した。我々は顧客に製品の到着が遅れたことに対する補償金を支払わなくてはならない。ストライキが発生した今年初旬の2ヶ月間で120万ドル(約1億3000万円)の損失が出た」と語った。
W&Dカンボジア社は1998年にカンボジアでビジネスを開始し、最初600人だった従業員はその後1729人まで増加した。
「W&Dカンボジア社はカンボジアで22年間ビジネスを行ってきた。今後もカンボジアで雇用を創出していきたい」と語った。
10日、カンボジア縫製業協会担当者のKaing Monika氏は、ストライキは昨年12月24日に合計1729人の従業員により行われ、そのうち814人は職場に復帰したと話した。
その後、W&Dカンボジア社は同社による警告やプノンペン裁判所による指示に従わなかった従業員を解雇することを決定した。
また、Monika氏は、W&Dカンボジア社は顧客に対する義務を果たさなくてはならないと話した。
「大量に注文が入ったのであれば、会社は新たに多くの従業員を雇わなくてはならないだろう」と語った。
関連記事
- 1000人以上解雇のW&D社、労働争議の対話応じず
- 縫製工場労働者1000人、フン・セン首相自宅へ行進
- 労働者が給料未払い巡り抗議、国道4号線封鎖
- 縫製工場で勤務していた約50人が栄養失調のため病院へ搬送
- カンボジアの被服縫製工場、共同チームの立ち上げへ
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。