<写真:Khmer Times>
プノンペン市裁判所は4日、拘留からの解放を求めて10万ドルの賄賂を渡した事件に関して、姉のPon Rany被告(49)と麻薬密売で逮捕されていた弟のPon Chetra被告(36)の裁判を開始した。
Sona判事によると、Rany被告とChetra被告はそれぞれ賄賂供与と賄賂供与へ着手した罪で起訴され、有罪判決が下れば5年〜10年の禁錮刑となる。
4月27日〜28日に内務省の反薬物部門警察は、タケオ州Ang Tasom地区で麻薬取引と武器の違法使用に関与したとしてChetra被告を含む容疑者6人を逮捕した。
警察は麻薬150グラムと拳銃2丁を押収し、容疑者らを反薬物部門で拘留し尋問するために移送した。
Chetra被告は一時的に内務省で拘留されている間に、警察官の携帯電話を借りて姉のRany被告に電話をかけて自分の逮捕を知らせた。
電話でChetra被告は釈放のために警察官に渡す賄賂として10万ドル(約1441万円円)を用意するように依頼した。
Sona判事によると、Rany被告は5月1日に反薬物警察の協力で反汚職ユニット(ACU)に逮捕された。
4日の審理でChetra被告は、逮捕された翌日の4月28日に警察官から連絡を受け、釈放と引き換えに10万ドルの賄賂を要求されたと証言した。
Rany被告はChetra被告とChea Chamrongという警察官から10万ドルの支払いを要求された後、多くの友人から借金をしようとしたがうまく行かず、最終的に自分の土地の所有権を担保にして金貸しから10万ドルを借りたと証言している。
同被告は金貸しから受け取ったお金をChamrongに渡した直後に逮捕された。
裁判の判決は10月11日に下される予定である。
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