<写真:Khmer Times>
労働職業訓練省の高官は、カンボジア国内に年齢を問わず推定約6万人の失業者がいることを明らかにした。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
同省のHeng Sour報道官によると、失業者の多くが家族の世話をするために家にいる必要がある専業主婦であったり、単に仕事を探さないという選択をした人たちである。
労働職業訓練省は社会保障と職業訓練の支援によって失業者を減らす努力を続けている。
現在の労働市場の状況は好調で99.3%の高い雇用率を維持している。総労働力は1080万人で、そのうち工業部門が250万人、農業部門が340万人、一般サービス部門が310万人、公務員が50万人、移民労働者が130万人となっている。
同国の失業者6万人強の失業理由は、家族の介護や家事や身体虚弱、障がいなどであり、そもそも就職が不可能であったり、就業を希望していないという。
同報道官によると、同省は失業している人々のために投資家を誘致し、公共・民間企業と提携して仕事を見つけるための努力をしている。
国民の就職や維持能力を強化するための就職前オリエンテーション研修やソフトスキルについて検討中である。
カンボジア青年ネットワーク(CYN)のHeng Kimhong氏は、同省は失業問題を解決するために中小企業を雇用の場として提供するのではなく、家族を支えるための問題に取り組むべきだと指摘する。
同氏によると、人々は生きていくために仕事を持つ必要があり、「働きたくないから失業している」という主張は不合理である。
また、一部の外国人投資家がカンボジア人を雇用する代わりに自国の労働者を雇用していることについて、カンボジア国民の雇用市場に悪影響を与えているとして懸念を示している。
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