環状3号線が開通、貿易範囲の拡大に期待

＜写真：Khmer Times＞

3日にカンダル州キエン・スヴァイ郡Dei Ith町で中国が資金を提供した全長53kmの環状3号線の開通式が行われ、フンセン首相と王文天駐カンボジア中国大使、スン・チャントール公共事業運輸大臣、政府高官、プノンペン都とカンダル州の地元住民が出席した。

環状3号線は中国政府が建設に約2億6000万ドル（約370億5000万円）を出資し、カンボジア政府は影響への対応に1億2300万ドル（約​​175億2800万円）、地元住民からの土地購入に3000万ドル（約42億7500万円）、税金・関税・忠誠金に3200万ドル（約45億6000万円）、地雷除去に7000万ドル（約99億7300万円）など、約2億ドル（約284億9500万円）を拠出している。

環状3号線の建設は完成までに52カ月を要し、国内外の物資輸送の促進や周辺地域が経済特区、物流ハブ、工業地帯、住宅地帯といった経済地帯に転換することが期待される。

また、環状道路3号線はASEAN高速道路1号線と11号線、大メコン圏の中南部経済回廊道路にも接続されており、国際貿易業者による国境を越えた輸送取引を可能とし、カンボジアの地域競争力を他国と比較してより効果的に高めることが可能である。

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