プノンペンで外国人観光客が強盗被害、4人のカンボジア人を逮捕

〈写真：Khmertimes〉

4月30日午前8時40分頃、カンボジアの首都プノンペンにあるボンケンコン区ボンケンコン1地区のパームハウス・アパートメント前において、デンマーク人女性観光客が強盗の被害に遭う事件が発生した。

これを受け、カンボジア警察当局は10代の若者を含むカンボジア人の男4人を逮捕したと発表した。

被害に遭ったのは、デンマーク国籍の19歳女性エマ・ブック・イェンセン氏であり、黒いホンダ・スクーピーに乗った3人組の男に財布を奪われた。

財布の中には、デンマークのパスポート1通、白色のiPhone 15 Pro、現金30万リエル（約75ドル）と80ドル、さらにデンマークの銀行カード1枚が入っていた。

事件の通報を受けた警察は内部命令に基づき、刑事警察局の専門チームを中心に捜査を開始した。ボンケンコン区およびチバアムポウ区の警察とも連携し、容疑者の特定と所在の確認を進めた。

その結果、5月2日午後9時40分、チバアムポウ区プレックプラ地区において4人を逮捕した。

逮捕されたのは、フォン・シラ（27）、ヴァン・ディナ（17）、ポン・ファン（20）、ロム・マイ（18）の4人であり、いずれもカンボジア国籍の男性である。

取り調べに対し、容疑者らはSUV車内で被害者の財布を奪ったことを認めたが、証拠品はすでに処分済みであると供述している。現在、4人の容疑者は刑事警察局に送致され、正式な捜査手続きが進められている。

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