カンボジアでEC取引の拡大、市場規模はGDPの約6.7%

カンボジアでEC取引の拡大、市場規模はGDPの約6.7%
2025年05月08日(本日)00時00分 公開
カンボジアでEC取引の拡大、市場規模はGDPの約6.7%

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア商業省は2024年の電子商取引報告書を公表し、同年の電子商取引市場規模が国内総生産(GDP)の6.68%に相当する15億1000万ドルに達したと明らかにした。

 

さらに、2025年には市場規模が17億8000万ドルに拡大すると見込まれている。

 

報告書によれば、Facebook、TikTok、Telegramといったソーシャルメディアが主要なオンライン販売プラットフォームとして活用されている。

 

カンボジアの総人口1700万人のうち、Facebookの利用者は1165万人、TikTokの利用者は996万人に上り、こうしたプラットフォームの普及が電子商取引の成長を支えている。

 

電子商取引の拡大は、インターネット接続とモバイル決済の急速な普及によって加速している。

 

2024年時点で、同国には約2190万のインターネット加入者と3000万の電子財布アカウントが登録されており、多くの人々がスマートフォンを通じて各種オンラインサービスを日常的に利用している。

 

商業省の報道官であるペン・ソウィチェット次官は、電子商取引について「利便性が高く、迅速かつ安全で信頼性のある取引手段であり、経済成長を後押しする有望な分野である」と述べた。

 

また、中国商工会議所傘下のデジタル経済専門家協会書記であり、オンライン市場「スマイルショップ」のCEOを務めるジャック・リー氏は「4G通信網が国土の8割以上をカバーしており、これがソーシャルコマースの浸透を支えている」と強調した。

 

 

 

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