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<写真:Khmer Times>
カンボジアのソーシャルメディア・インフルエンサーであるニナ・デイリー氏が、ユネスコ世界遺産に登録されているアンコール・ワットの前で挑発的な動画を撮影・公開したことにより、国内外から激しい批判を浴びている。
これを受け、カンボジア政府機関であるアプサラ機構は同氏に対し、即時の動画削除と公的謝罪を求める措置を取った。
問題の動画は「My body is temple, the purpose is to promote Angkor Wat 🇰🇭♥️ SportFit Daisy Cambodge workout clothes」と題され、身体の露出が目立つレオタード姿でストレッチを行う様子が収録されていた。
アプサラ機構は、この映像に対して「アンコール・ワットの歴史的・文化的価値を損なうものであり、極めて不適切な服装と身振りである」と厳しく非難した。
批判を受け、デイリー氏は当該動画を削除し、伝統衣装を着用した写真とともに「スポーツとフィットネスの重要性を伝える意図があった」と釈明したうえで、「指摘を真摯に受け止め、動画はすでに削除した」とコメントを発信した。
しかし、その後も同氏のSNS上には、公共の場において挑発的なポーズを取る画像や映像が継続的に投稿されており、批判は収まる気配を見せていない。
中でも「The benefits of having bigger butt」や「Exercise can make your boob small」などのタイトルが付けられた動画では、身体的特徴を強調するような表現が多く見られ、プノンペンの独立記念塔前やスーパーマーケットといった公共空間で撮影されたことも確認されている。
SNS上では「恥を知るべきだ」「こうした行動は国の品位を汚すものである」といった厳しい意見が相次いでおり、同氏の行動がカンボジアの文化的価値観や倫理意識に反するとする声が高まりつつある。
現時点では明確な処罰は下されていないが、関係当局による更なる対応が講じられる可能性もあると見られている。
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